落とすタイプと取るタイプのグルディスで通過率がガクンと違う話
こんにちは。
私は2018年卒で、今は社会人1年目の大学生(?)です。
気分は大学生なので勢い余って大学生と自己紹介してしまいましたが、悲しいかな、もう社会人です。
さて、インターンが一通り終わって説明会が始まり、本格的な就活シーズンになると、少しずつグループディスカッション(GD)なるものを経験することになるでしょう。
私は就活をするまでグルディスとかいう集団面接を受けたことがなく、あの独特な雰囲気に最初は戸惑い、少し気圧されました。
選考通過という数の限られた切符を取り合う敵対関係にありながら、就活生同士で互いに尊重しあい(尊重しているかのように振る舞う)、相手の非難を避けながら議論をするというあまりにいびつなシステムです。
とはいっても、その学生の普段の議論の様子や性格をある程度は判断することができ、また短時間で数多くの就活生を捌けるため、現在、多くの企業で取り入れられています。
さて、2018年卒として就活を経験して、グルディスについていろいろ感じたことがあったので、少し遅いどころかかなり遅いタイミングではありますが、グルディスのタイプについてまとめていこうと思います。
グルディスは2種類ある
企業の選考では一括りにグループディスカッションと呼ばれますが、その種類にはバリエーションがあります。
合格率という観点で考えると、いろいろとグルディスや選考を受けた中で、あくまで試験ですが、2種類に分けられます。
①ポンコツをおとすグルディス(通過率は高い)
②ダイヤの原石を発見するグルディス(通過率は低い)
かなり失礼な物言いですが、基本的に①は落ちません。議論の流れを読みつつ、最低限発言していれば通過できます。
逆に②は普通では難しいですね。
さて以下では、上で述べた2種類のグループディスカッションについて、詳細を説明しています。
①ポンコツをおとすグルディス(通過率高い)
名付けて「ポンコツを落とすグループディスカッション」です。
企業が選考をするにあたって、その会社が求める最低限の知的水準や人間性を満たさない人を落とす試験です。
選考の一発目に設定されていることが多く、その後も面接の回数が多く組まれているのが特徴です。
SPIを受けて選考に来る学生はまだまだ不純物が多く、それを取り除く試験です。
例えば、グルディス→一次選考→二次選考→最終選考のように、グルディスを除いても普通の選考が3回も設定されていたりします。
筆者の肌感覚ですが、1つのテーブルの島に6名いたとして、その中で明らかにずれた議論をしている人や全く発言しない(できない)人が落ちるイメージです。
人数で言えば不合格となるのは1〜2名程度で、普通に話していれば合格します。
②ダイヤの原石を発見するグルディス(通過率低い)
お次は「ダイヤの原石を発見するグループディスカッション」です。
こちらは通過率は低く、企業としては粒ぞろいの学生たちの中から、優秀な学生をピックアップしたい場合に導入されることが多いです。
選考回数が少ないのが特徴で、例えば、グルディス→2次選考→最終選考といった選考スケジュールとなっていたりします。
例えばテーブルの1つの島に6人就活生がいたとしたら、その中で議論をリードした人や意見の対立をうまく調整できた人が合格できるイメージです。
つまり結果を出した就活生しか合格できず、人数で言えば多くて1〜2名が合格出来るシステムです。
ちなみに筆者の成績は…
どうでもいいかもしれませんが、ちなみに筆者の合格率は①ポンコツをおとすグルディス(通過率は高い)は4回受けて全て合格でした。
逆に②ダイヤの原石を発見するグルディス(通過率は低い)は全部で3回受けましたが、全て不合格でした。
ざっくり言えば、最低限のことはできるけれども、それ以上の結果を出すことはできない凡庸な就活生ですね笑
因みに・・
一般的にグループディスカッションでは、相手が出した提案を直球で批判したり、議論自体が脱線するようなトンデモ提案をしてしまう人は嫌われる傾向にあります。
要はテーマについて無難に議論をし、馴れ合いながら答えを出すことが好まれるということ。
でも本当に身のある議論かと問われれば、YESとは答えられません。
本当に価値がある議論とは、時に意見が対立し、互いに批判しながらも、一定の合意点を見出すことができる論争です。
また、グループディスカッションのようなシーンでは嫌われる尖った意見を持っている人が実はイノベーションを生み出すエンジンになるのですが、尖った意見は排除されてしまうので、結局、その人は通過できません。
要は現行のグループディスカッションにも問題はたくさんあるわけで、落ちてしまったとしても、そんなに落ち込む必要はありません。
以上です。
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