安物買いの銭失いの意味を痛感した『カール事件』

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こんにちは。キング・ブログ・スライムです。

今回は以前私の家で起きた「カール事件」についてお話したいと思います。

 

 

私の家は。

 

私の家族は全員、安いものには目がありません。

私は大阪で生まれ育ったので、なるべく安いものを狙おうという関西人のケチケチ根性も身に染みているのかもしれません。

両親は大阪出身ではありませんでしたが、長い間大阪に住むと、節約根性を叩き込まれるのでしょうか。

理由はさておき、安いものには目がない。そういう家でした。

 

最近数年はやり始めた「ミニマリスト思想」や「断捨離」といった思想とは、正反対の考え方です。

母親は安ければとりあえず買ってしまうことが多々あり、ある日学校から家に帰ると突然、玄関にコーヒーのペットボトルが入った段ボールが5箱くらい山積みにされていることも。

大抵は食べ物や飲み物などの生活必需品だったので、苦も無くすぐに使い切ってしまいました。しかし、すべてのバカ買いが得という訳では当然なく、不毛な買い物もありました。

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バカ買いの例

バカ買いしてしまった例には、、、

プロ野球のポテトチップス(カードなし)数十箱  (これは食べれた)

豆乳鍋の素(パックタイプ)を50袋くらい?  (そんなに豆乳鍋はしない。半分ゴミ。)

コンパス100個  (使い道全くなし。因みにうちは文房具屋ではない)

長崎皿うどん粉末スープ付き150袋くらい  (※賞味期限1か月前。毎晩皿うどんでも間に合わない。当然、半分が廃棄。)

等々でした。

 

どこからこんなものを仕入れてくるかというと、ヤフーオークションですね。

利用したことがある方も多いでしょうが、安く買えるからという理由で、私の母親はこれが好きでよく使っていました。

私の母親は、ヤフーオークションの成績に関していえば、ホームランか三振の「オカワリ君」みたいなイメージでしょうか。

 

例えばホームランは、1足1万はくだらないナイキのサッカースパイクを、たった「56円」でたたき落としてきたこと。

母親曰く、「安すぎてなんか申し訳ない」そうでした(笑)。

これはスパイクを買ってもらった当の本人である私も大喜びでした。

 

一方、三振と言えば、先ほどのコンパスなどの具体例も含まれていますが、最も使い物にならなかったのが「カール」でした。

これが冒頭でお伝えした「カール事件」です。

 

 

「カール事件」とは

 

実際に購入したのは、厳密にはカールではなく、アニメのキャラクターのカードがついたカールの形のスナック菓子でした。よくあるやつですね。

母親は安かったからという理由と、私たちのおやつにという理由で、このカールを箱買いしました。

その知らせを聞いた時、私と弟は大喜びでした。毎日おやつが安定的に食べられるからです。

 

因みに、そのアニメキャラとは金色のガッシュベル。

ありがたいことに今回は1袋につきカードが一枚ついてきましたが、全く役立たずでした。

というのも、私の家は私と弟の2人兄弟でしたが、どちらも金色のガッシュベルには全く興味がありませんでした。

10袋に1枚くらいの確率でキラ(カードが光っていてレアな種類です)がありましたが、全くうれしくありません。最終的には、私と弟のフリスビーになりました。

何のためのガッシュベルだったのか?意味がありませんでした。

これが問題の一つ目です。

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二つ目は、そのカールのチーズ味が、予想をはるかに超える程くさいチーズ味だったということ。

私と弟は威勢よく「頂きます!」といって袋を開けて食べてみましたが、「、、、、。」の一言。

「オカン、今やっぱり腹減ってないからあげるわ」と言ってその場を退散。

母親もそれを一口した後で「くさい」と一言行ったきり。

商品が到着した後、誰も食べれないということが判明しました。一番最悪のやつです。

 

それ以降私の家では、玄関にでかでかとそそり立つ段ボールの産業廃棄物を、まるで何もないかのように無視して生活することになりました。

その失敗については誰も触れたくない。そういう暗黙の了解が家族内でしっかり共有されたのか、その日以降、一切その段ボールのタワーについて誰も何も言わなくなりました。

 

一か月ほど経過した後、玄関にあるのはさすがに邪魔だということで、押し入れにぶち込まれることになりました。

それから半年くらい経ち、私は賞味期限が切れて押し入れの奥に無残な状態で鎮座しているガッシュベルを発見しました。

 

私「、、どうする?」

家族「、、捨てよう」

 

その環境保全の正反対ともいえる提案に反対する人間は誰一人いませんでした。

ということで失敗の事実をいち早く消すために、ごみとして捨てることに。

 

しかし、カールがたらふく詰まった半透明のゴミ袋を何袋も捨てると、近所の人に怪しい目で見られるかもしれないと母親が不安がりました。

また、まだ食べれるものをそのまま捨てるのは勿体ないよねと、私を含めた皆が冷静さを取り戻して同意し、一部をごみとして捨てて、残りを近くの公園のハトに挙げることにしました。

ハトにくれてやるという迷案でしたが、そうときまればすぐに実行することに。

 

「楽しそう」ということで、弟がカールの袋を近くの公園にもっていくことになりました。

しかし悲劇はまだまだ続きます。公園まで運んでいる最中で袋に穴が破けてしまい、カールの大半が路上にこぼれ落ちてしまいました。

しかし、カールを集めるのは面倒だと感じた弟は、何を思ったか結局それを放置してしまいました。私の家の押し入れからハトの口に届いたカールは結局のところ、ほとんどありませんでした。

 

残りは路上です。

ゴミとして捨てた方が圧倒的にマシじゃないかという厳しい意見が飛んできそうですが、その通りです。

全く意味がありませんでした。

 

それ以来、私の家ではチーズ味の食べ物とガッシュベル関係の商品は買わないことになりました。

 

という話でした。今回はこんなところで終わりにしておきます。

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ではでは、、、

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