家庭菜園の初心者が注意するべきこと

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収穫を目前にしたスイカ(縞王)

こんにちは、キング・ブログ・スライムです。

 

私はこの春に久しぶりに家庭菜園を始めて(小学校の頃に市民農園を借りていたことがあった(笑))、定番の夏野菜を育てています。

ナスやトマト、ピーマン、キュウリ、オクラ、さつまいも、そしてスイカやメロンも苗から育ててみました。

結構幅広く育てましたね(笑)

 

過去の経験があっても、実際に挑戦してみると、上手くいかないことは山ほど出てきます。

例えば、野菜をたくさん採ってやろうと目論んで詰め詰めで苗を植えたら、結局、苗同士が絡まって成長が妨げられたり……

 

今回は実際に野菜(主に夏野菜)を育ててみて感じた失敗点を記事としてまとめてみます。

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肥料や堆肥は重さを量ってから撒くべし

肥料をすき込む前の自宅庭

まず私のような初心者に注意してほしいのは、畑にすき込む肥料や堆肥の量を栽培本どおりにすること。

 

肥料は野菜にとって食べ物であり、たい肥は住む家です。

肥料が少ないと育ちませんし、逆に多すぎると野菜が育ちすぎて俗にいう”ツルボケ”を起こし病気にも弱くなります。

 

ある程度経験を積んでくると、目分量で分かるようになってきますが、初心者のうちは分かりません。分かる訳ありません。

ナスやピーマンは肥料好きな野菜なので少し多肥でも問題ありませんが、スイカやメロンなどのウリ科の場合は、ツルが伸びすぎて実がつかないことがあります(ツルボケ)。

ツルボケしたら元も子もありません。

 

そのため初心者は、面積当たりの肥料の量を事前に本などでしっかり調べて、重さをはかりながら与えた方が良いと思います。

 

沢山収穫したくても、詰めて植えないこと

梅雨も明けていない6月下旬ですが既に絡み合っているトマト(笑)

またまた初心者がやってしまいがちなのは、沢山実を作りたいと思って狭い土地にたくさん植えてしまうこと。

トマトやナスなど一般的な夏野菜であれば、50cm以上株の間隔を開けるのが理想です。

私はナスとトマトを株間40cmでケチって植えたら、株が成長して枝は同士がぶつかり合ってとても面倒なことになりました(笑)

 

5月下旬に植えたころはこんなにスカスカですが……

春先に苗を植えるとき、苗は本当に小さいので、株間50cmと言われるとスカスカすぎると思ってしまいます。

しかしそれに騙されて、株間を狭くしてしまうと、梅雨を過ぎてどんどん株が大きくなり、夏になると予想以上にキツキツになってしまいます。

 

また、実は苗同士を詰めて植えても広めに植えても、収穫量はそれほど変わりません。

幅を広くして植えると1株から根を張れる土地が大きくなり、その分沢山実を付けることができ、結局詰めて植えるのと収穫量は変わらなくなります。

 

図鑑や本の情報を意識しすぎない

 

家庭菜園の初心者にとって最も頼りになる情報源は、野菜の育て方が書かれた栽培本です。

育て方の本には、例えばなすびは2本仕立てで伸ばそうとか、トマトは1本仕立てで伸ばそうとか、スイカは10節目以上に実を付けさせようとか、色々アドバイスが書いてあります。

 

しかし実際、家庭菜園をしていると、セオリー通りに野菜が育ってくれることはほとんどありません。

例えば、トマトなんかは脇芽の成長力が強く、2~3節に1本のペースで脇芽が出てきます。

数日摘芯を忘れると、切れないぐらいの大きさにまで成長してしまい、そしてそれをちょっと放置すると、主枝よりも長く伸びるなんてこともあります。

そんな感じで脇芽の摘芯ができないことが何度かあると、2本仕立てどころか10本仕立てぐらいになってしまいます。

 

当初はマニュアル通りに成長してくれない野菜を恨みましたが(笑)、図鑑通り育たなくても十分に実は取れました。

その内に、あまり原則を気にしなくなりました。

 

ただし、それぞれの野菜を栽培する上で、最も重要なところは守ってください。

例えばスイカの親ヅルの摘芯。スイカは親ヅルの脇芽として3~4本ほど子ヅルを伸ばして、そこから安定したサイズのスイカを収穫します。

親ヅル1本だけだと、実のサイズが不揃いになってしまったり、おいしいスイカができないなどの弊害があります。

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病気に敏感にならない

時々うどん粉病が発生していましたが、めきめき成長したキュウリ(7月上旬)

家庭菜園をしていると気になってしまうのは野菜の病気です。

家庭菜園を始めたころは、一度病気になってしまうと株ごとダメになってしまうと思い込んでいました。

しかし実は、野菜の苗の病気はそんなに珍しいものではなく、結構頻繁に起こります。

 

私の家の庭で育てていたきゅうりやトマトは一時期うどん粉病(葉に白い粉のような粉末がつく病気)になって葉が白くなりかけました。

そのときは葉っぱを取るなどの応急処置をしただけですが、その後は病気が拡大することはなく、無事に実を付けました。

 

また株自体は病気になっていないのに、少し元気がないなどの理由で育ててている人が一人で心配してしまうケースもあります。

しっかりと育っていればあまり心配せず、おおらかに育てるほうが気持ち的にも楽かもしれません。

 

追肥を忘れず定期的に行うべし

代表的な肥料である化成肥料

家庭菜園を続けていると、いつ肥料を与えたのか分からなくなることがよくあります。

感覚では2週間ほど前に追肥したイメージだったのに、実は3週間以上経過していて突然成長が遅くなって実が付かなくなった、というパターンもあります。

 

追肥は特に忘れがちになってしまうので、私がおすすめするのは追肥を行った日程をメモしておくこと。

メモが面倒な人は、肥料を与えた様子の写真を撮っておき、その撮影日で日程を管理することも可能です。

肥料の種類にもよりますが、頻度としては成長が著しい夏野菜は2週間に1度ほど。

 

私の育てていたスイカは成長が早くややツルボケ気味でしたが、肥料をやらないでいいやと思っていたら突然成長が遅くなり、慌てて追肥した覚えがあります。

 

夏野菜は楽しい!

毎週これぐらいの量は収穫できます(食べきれないw)

葉類の野菜が多い冬野菜と違って、果実を実らせる野菜が多い夏野菜。

また、樹の背丈も大きくなり、身長を超える大きさに育つ野菜も珍しくありません。

 

やっぱり育ててみると、冬野菜よりも楽しく、毎日庭に出るのが楽しみで仕方なかったですね。

育てようか迷っている人は、是非育ててみて下さい!

東京や大阪の都市部に住んでいて、畑がない!という人には「手ぶらで行けるサポート付き貸し農園【シェア畑】」というサービスもおすすめです。

 

記事は以上です!

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