【雪】大阪で雪がなかなか積もってくれない理由。積雪の条件も考えてみる

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雪降りしきる大阪城

こんにちは、キング・ブログ・スライムです。

 

大阪は昔から雪が積もらない地域として有名です。

名古屋や東京など他の大都市と比べても、大阪では雪が滅多に積もりません。

 

私自身、大阪に生まれ育って約20年住んできて、しっかり雪が「積もった」のはたった数回。

しかもどれも数センチの積雪で、1日すると路上や日当たりの良い場所にある雪は全て解けてしまう状況でした。

 

そんな雪が積もらない大阪。

今回は、どうして雪が積もらないのかその理由と、どんな条件であれば雪が積もるのか、について考えていこうと思います。

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雪は頻繁に降るが、積もることは滅多にない

 

大阪の雪事情を一言で表現すれば、「雪は頻繁に降るが、積もることは滅多にない」です。

どういうことなのか、下で説明します。

 

★雪はかなりの頻度で降る

全国順位降雪日数
東京3611
名古屋2915
大阪2418

※赤字は日数が多い

上は1年の平均降雪日数です。(年間雪日数ランキング)より引用しています。

実は、他の大都市(名古屋や東京)に比べて、雪が降る日数(降雪日数)は大阪の方が多いんです。

 

東京が雪で大混乱しているニュースをよく聞く大阪の人間にとっては、少し意外かもしれません。

上の表を見ると、大阪の降雪日数は18日で、東京や名古屋よりも日数が多いことが分かります。

全国順位は24位で、高いのか低いのかよく分かりません(笑)

 

★積雪日数はかなり少ない

2013年2014年2015年2016年2017年
東京24
名古屋13
大阪

※赤字は日数が多い

上は過去5年の積雪日数です。

データは大阪 年ごとの値―気象庁』『東京 年ごとの値―気象庁』を参考。

逆に雪が積もった日数(積雪日数)は、大阪は東京や名古屋よりも少ないです。

これは大阪人のイメージ通りでしょうか。下にデータを示しておきます。

 

南岸低気圧で雪が積もりやすい東京や、北陸地方から雪雲が流れ込みやすい名古屋は、かなりの積雪日数を記録しています。

 

大阪で雪が降るパターンは2種類ある

 

さて、大阪で雪が降るパターンには2種類あります。

雪が降ると一言でいっても、そのメカニズムや降雪量などに大きく違いがあります。

 

大阪で雪が降る場合、大きく分けて以下のの2種類があります。

① 冬型の気圧配置による雪

② 南岸低気圧による雪

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一つ目は、冬型の気圧配置による降雪

冬型の気圧配置のイメージ図

冬型の気圧配置とは、中学校で習った通り、西に高気圧、そして東に低気圧がある西高東低の気圧配置のこと。

西高東低になると、シベリア大陸から冷たい寒気が日本に流れてきて全国で気温が下がり、大阪でも雪が降ります。

 

大阪で雪がちらつくメカニズム

大阪に住んでいると、雪がチラついては止んでを繰り返す天気をよく見ると思いますが、これはまさしく冬型の気圧配置の仕業。

上の図の通り、冷たい北風と大量の雪雲が京都北部(舞鶴など)や兵庫県北部(豊岡など)から入ってきて、その一部が大阪にも流れてきます。

 

二つ目は南岸低気圧による降雪

太平洋上を進み大阪に近づく南岸低気圧

二つ目は可能性としては低いですが、南岸低気圧によって雪が降ることがあります。

気温が低く上空の氷が解けずに雪として降ってくると、降雪量が多いため、積雪になる確率が高くなります。

 

ただし、関西では雪にならずに雨になる可能性が高いです。

その理由は、南岸低気圧が関西付近ではまだ成長していないこと(これが成長して東京に大雪を降らせます)、大阪には寒気が流入しずらく気温が下がりにくいことが挙げられます。

 

大阪に雪が積もるとしたらどんな場合?

 

雪がしっかり積もる可能性はかなり低い大阪ですが、積もらないわけではありません。

諦めてはいけません。

 

大阪でも一定の条件を満たせば、積雪になる可能性はあります。

大阪で雪が積もるとすれば、予想される原因は2つです。

 

① 南岸低気圧

先ほど南岸低気圧が近づいても大阪ではほとんど雪にならないと書きましたが、大阪から一定距離のところを通り、大阪に十分な寒気が流れ込んでいれば、雪が降りえます。

南岸低気圧の雪は、元々雨だったものが溶けずに雪として降ってきたものであり、長時間降るため、一度雪になったら積もる期待は大です。

 

少し前の2011年2月11日に大阪で雪が積もった時がありました。確か5~10cmほどの積雪だったと思います。

そのときは大阪にしては珍しく、南岸低気圧による積雪でした。

 

② 超強力な寒気がやってきたとき

次は強力な寒波が襲来したとき。

普通の寒波が大阪にやって来ても、チラチラ雪がちらつくだけですが、数十年に一度の強力な寒波がやってきたときは、気温が低いうえに、通常よりたくさん雪が降るため、積もる可能性があります。

 

2年ほど前の2017年の1月は、西日本を中心に記録的な寒波に襲われましたが、大阪では何度かうっすらと積雪がありました。

気温が低いので雪が解けにくいうえ、北からやってくる雪雲の量も多いので、雪もたくさん降るんですよね。

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2018,2019年の冬はどうなるのでしょうか?

 

2018~2019年の冬はどうなるのでしょうか?

全国的には暖冬の予報が出ていますが、寒くなってくると分かりません。

大阪でも積雪になるぐらい雪が降るといいですね。

記事は以上です!

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