【AMP】ブログをAMP対応させた感じたメリットとデメリットを3つずつ紹介!
こんにちは。キング・ブログ・スライムです。
少し前に「【簡単!!】プラグイン「Advanced Ads」を使ったAMP対応アドセンス広告の貼り方」という記事を書きました。
AMPは残念ながらアドセンスに対応していませんので、その対応を簡単にやってしまおうというものです。興味がある方は見てみて下さい。
私のブログは現在AMPを導入してから1か月ほど経ちましたが、AMP対応にしてみると予想と違い、必ずしも良いことばかりでないのだと気付きました。
今回はこれまでに私が感じたAMPの良かった点と悪かった点について書いていこうと思います。
今回はこんな内容
AMP対応のメリット① ユーザーの満足度が上がる
まずは一つ目です。当然ながらAMPページは読み込みが普通のページより圧倒的に早いので、ユーザーの満足度は一気に向上します。
ページ読み込みが遅いことで生じる問題は、離脱率が高まることは当然ですが、ユーザーのそのページへの関心が急激に薄れてしまうことです。
読み込みに3秒以上かかっていては、何を知りたかったのか?何のためにこのサイトに入ったのか?というユーザーの目的意識が薄くなる場合が多いからです。
ページ表示が早くなることでユーザーをイライラさせないだけでなく、ページ内容への関心を維持できたなら最高の結果ですよね。
AMP対応のメリット② 検索画面で目立ち、アクセスされやすい
昨日(2016年10月21日)、Googleからメールが届きました。以下はその一部の抜粋です。
Accelerated Mobile Pages(AMP)とは、即座に読み込まれるモバイル ウェブページのことです。このたび、すべての Google 検索結果が AMP 対応になりました。
モバイルページが迅速に表示されることで、お客様のビジネスにどのようなメリットがあるのかご覧ください。
メールからわかるように既にGoogleのモバイル版検索結果には、AMPのマークが表示されるようになっています。「何度か見たことがあるよ」という方は多いと思います。
一昔前までは有名どころのニュース記事だけがGoogleの検索結果に表示されていましたが、現在は全ての検索結果に表示されています。
※下の写真では私のサイトに「⚡AMP」のマークがついていることが確認できると思います。因みにこのスクリーンショットは、androidのchromeの検索結果です。
メチャクチャ目立つという訳ではありませんが、「⚡」マークがあるため他サイト以上には目立つでしょう。
また、一般のユーザーの中に「AMPマークがついているサイトは早くて良い」という考えが広まりつつあるので、アクセスしてもらえる可能性がより高くなります。
AMP対応のメリット③ カーセルリンクに表示されてバズる可能性も
Google検索では、旬のニュースなどを検索した場合、検索結果の上位にAMP対応サイト専用ニュース欄が現れます。
実際に「鳥取」で調べてみました。
※昨日鳥取で震度6弱の地震がありました。
AMP専用のトップニュース欄が検索結果の一番上に出ています。
この欄を横にスクロールすると、朝日新聞や読売新聞、産経ニュースなど有名メディアの記事がずらりと出てきます。
「なんだ有名メディアだけかぁ、、、」と思った方もいるかもしれません。
しかし、下のスクリーンショットを見てください。
読売や朝日といった有力メディアの中で「海外まとめネット」の記事が紛れ込んでいるではありませんか!
「海外まとめネット」は私も名前くらいは聞いたことがあるので、全く無名という訳ではありませんが、それでも4大メディアと一緒のカーソルにあるのは場違いです。
このように旬の話題を扱った記事で、ある程度読者から人気があるブログ・サイトの場合は、このカーソルに掲載される可能性があります。
以前、何の記事だったか忘れましたが、一般ブロガーの記事がこのAMPニュースカーソル欄に出ているのを発見したことがあります。
このようにニュースカーソル欄にAMP記事を表示させることで、記事が人目に触れやすくなり、一気にバズることもあり得ます。
さて次はAMP対応したために生じたデメリットについて述べていきます。
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AMP対応のデメリット① エラーが頻発する
AMPはローンチされてからまだ日が浅いので、まだまだ不十分なところが多いです。
最近は安定してきたものの、それでも不具合がたびたび発生します。
私のサイトはワードプレスのプラグインでAMP対応しましたが(プラグイン名はそのままで「AMP」)、アップデートの度にエラーが発生していました。
1週間ほど前のアップデートで一気にエラーがなくなりましたが、それまではエラーが頻発してインデックスされた記事が最多時と比べて5分の1の状態になっていました。
今は比較的安定していますが、これからも予断は許されません。
AMP対応のデメリット② JSやCSS、HTMLの制約が多い
AMPページが通常ページより早いのには理由があり、一つは記事のデータがGoogleのサーバーに保管されていて、アクセスと同時にデータをダウンロードして表示できるためです。
そしてもう一つが、JavascriptやCSS、HTMLをAMP対応のものに限定していることです。
JSやCSS、HTMLの記述方法を簡素化したり、必要最低限のものに絞ることで、サイトの軽量化・高速化を可能にしています。
しかしその代償として、従来のJSやCSSを多く使ってデコレーションしたサイトは、AMP対応することで一気に味気ないサイトになってしまいます。
サイトをAMP化するには避けては通れない道ですが、サイトデザインで他のサイトとの差別化が難しくなることはダメージが大きいかもしれません。
AMP対応のデメリット③ グーグルアドセンスが非対応
残念ながら未だGoogleアドセンスは、AMPページに対応していません。
普通のサイトをAMPページにした際は、Googleアドセンスが全く表示されなくなります。
そのためAMPに対応したアドセンスコードを自分で作成する必要があります。
下の記事ではAMPに対応したアドセンスの貼り方について紹介しています。
将来的にはアドセンスも自動的にAMP対応になると思いますが、まだしばらくの間は我慢しなければなりません。
また、それに加えて対応している広告主の数も、通常の広告に比べると少ないのが現状。
そのためAMPページに表示される広告はバリエーションが少なく、同じものが何度も表示されることもしばしばです。
余談です
個人的な見解ですが、AMPプロジェクトがメインターゲットとしているのは、恐らく日本やアメリカの様な先進国ではありません。
先進国は光通信やLTEといった通信網がすでに張り巡らされていて、通常ページの表示でも十分な速度が出ます。そのためAMP対応したところで、その効果は大したことがありません。
最大のターゲットは恐らくネット設備がまだ整っていない地域、つまり途上国です。
途上国では、日本ではすでに10年近く前に終了している2Gを使っていたり、通信網自体が不充分である場合があります。
2Gのガラケー時代には、ちょっと画像を送るだけでも10秒近く時間がかかっていました。それで現在のスマホサイトを見たらどれだけ時間がかかるか想像つきますよね、、、
また、途上国はいまだにスマホを利用していない人が多く、潜在的な市場としては非常に魅力的です。
例えば10億人のインド市場を獲得できれば大きいですよね。人口はアメリカの3倍ですから。
ということでAMPは日本などの先進国よりも、むしろインドなどの発展途中国を意識したものだと思われます。
まとめ
ということでAMP化のメリットとデメリットをそれぞれ見てきました。
「なるべく目立ちたい」という方はAMP対応した方がいいかもしれませんし、「サイトデザインが重要だ」考えている方は、無理してAMP化する必要はないと思います。
それぞれの現状に合わせてAMP化を検討してみてはいかがでしょうか?
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ではでは、、、
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