『グローバル化』とは?―基礎から分かりやすく説明します
こんにちは。キング・ブログ・スライムです。
今回は「グローバル化」とはどんなものなのか?について考えたいと思います。
最近流行りの「反グローバリズム」
イギリスのEU離脱、トランプ旋風など、最近はテレビでよく「反グローバリズム」や「反グローバル化」という言葉を聞く機会も多いと思います。
ですが、、、
「そもそも反グローバル化とはなんじゃい?」
「トランプのどんな発言が反グローバル的なの?」
などと、そもそも論として反グローバル化が分からない人も多いはず。
反・グローバル化を知るためには、まずはグローバル化とはどんなものなのか知る必要があります。今回はグローバル化とはどんなものなのか?を一緒に見ていきましょう。
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グローバル化とは
まずは一般的な定義から。
グローバリゼーション(英: globalization, globalisation)とは、社会的あるいは経済的な関連が、旧来の国家や地域などの境界を越えて、地球規模に拡大して様々な変化を引き起こす現象である。
(引用元サイト:グローバリゼーション―wikipedia)
「?」ですよね(笑)。
さて、次にグローバル化の実例を挙げてみましょう。
「人」「モノ」「カネ」の3つのポイントから考えてみます。
①人のグローバル化
100年前の日本を想像してください。時代は1917年。
あなた「HISで海外旅行に行ってきたい!」
友人「えいちあいえす?海外旅行?とんでもない!」
当時は、海外に行くといえば、大金を積んで船で行く時代です。まず私のような普通の平民は資金的理由から海外旅行は不可能です。
そして、移動手段は飛行機ではなく船。例えば、明治時代屈指の文豪である森鴎外が、日本からヨーロッパに移動するのには45日かかったと言われています。
当時の企業や政府にとって海外任務とは、数日単位ではなく年単位で考えるべき仕事だったのです。
しかし、現代では航空機が高度に発達し、少しおカネを出せば明日にでもヨーロッパに行くことができます。特に最近はLCC(格安航空会社)が広まっていて、より多くの人が簡単に外国に行けるようになりました。
②モノのグローバル化
100年前の日本を想像してください。時代は1917年。(お決まりのテンプレ)
あなた「iPhone新しく買い替えたわ」
友人「あいふぉん?何それ」
iPhoneなどのスマホは、グローバル化の代表例だと言える製品です。
iPhoneの裏を見てみると、おそらく「designed in California assembled in China」と書かれていると思います。
日本語訳すると、「アメリカのカリフォルニアで設計されて、中国の工場で組み立てられた」ということ。そしてディスプレイやCPUなど部品は、日本や韓国、台湾など他の地域でも作られています。
つまりiPhoneは、アメリカで作成された設計図をもとに、世界中から集めた部品を中国国内で組み立てて、日本に輸出するという超グローバル製品だといえます。
もちろんグローバル化の恩恵を受けているのはiPhoneだけではありません。朝食に食べるパンはアメリカ産の小麦ですし、肌身離さず持ち歩いている本革製の財布は中国製だったりします。
私たちが普段使っているほとんどの製品は、グローバル化切っても切り離せないものなんですね。
一方、100年前は風呂桶や食べ物など、日常生活で使っているものは全て日本国内で作られていました。輸入品にはわざわざ”舶来品”などと名付けていたぐらいですから、当時はグローバル製品が今より圧倒的に少なかったと想像できますね。
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③カネのグローバル化
カネのグローバル化は、先ほど紹介した「人」「カネ」のグローバル化と相通じるところがあります。
人が移動すれば、お金も一緒に移動しますので、必然的にカネもグローバル化します。
例えば、海外旅行に行って現地で買い物をすれば、日本のおカネがグローバルに移動したと言えますし、中国に工場を作るために投資をすれば、これもカネがグローバルに移動したと言えます。
まとめ
さて、ヒト・モノ・カネといった生活に深くかかわる分野でグローバル化は進んできました。
小学生から社会人まで、「今はグローバル化の時代だからなあ」ということが多いですが、実際にどんな現象が起こっているかまで知っていると、より説明しやすくなりますよ。
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ではでは、、、
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