トマト栽培で注意すべきこと(経験者語る)
自宅で採れたトマトを調理しているところ
こんにちは、キング・ブログ・スライムです。
私の家の庭ではウリ科の野菜(きゅうり、スイカ、メロン、ゴーヤなど)やナス科の野菜(ナス、ピーマンなど)を幅広く育てています。
今回はその中でもトマトを育てる際に注意するべき点をまとめたいと思います。
私の家ではプチトマトと中玉トマトをそれぞれ1本ずつ育てていました。
両方の特徴を踏まえながら記事をまとめていきます。
脇芽をしっかりと摘むこと
中玉トマトの先端部分。花の下にすでに太い脇芽が見えます
各種夏野菜を育てるまでは、育てやすさはどれも大体同じかなあ(スイカとメロンはちょっと難しいかな)程度に思っていましたが、全然違いました(笑)
今回テーマのトマトの場合、育てやすさでいえば、育て方の本通りに育てていけば簡単ではありますが、手間でいえばとっても面倒。
トマトを栽培するにあたって最も面倒なのは、脇芽を定期的に摘まねばならないこと。
きゅうりであれピーマンであれどんな野菜であっても脇芽は出てくるのですが、トマトは段違い。
例えばきゅうりであれば、親ヅルが伸びた後に葉っぱの脇からちょろっと出てくるのが普通ですが、一方のトマトは太い脇芽(場合によっては親よりも太い)がどんどん出てきます。
家庭菜園を楽しむ人の多くは、毎日ベランダや庭に出て野菜を管理できるわけではありません。
仕事等で忙しくて3日ぐらい面倒を見れなかった、などはよくあること。
トマトの脇芽は数日で大きく成長してしまうので、数日放置しておくと切るに切れない状態になります。
枝分かれするほど脇芽は増えていき、私の庭の場合は早い段階から2枝になっており、勢いが強い脇芽を定期的に摘み取るのが面倒で仕方ありませんでした(笑)
面倒だと思ってほっておくと、あっちこっちの脇芽から花が咲きますが、1株で使える栄養は限られており、半分ぐらいは落ちてしまいます。
また本来なら実に流れるはずだった栄養分も樹に流れてしまっており、無駄が多くなっています。
樹が大きくなるまでは実をつけるのは待つべし
植えたてのプチトマト。これから一気に大きくなります
張り切って植えた苗。
苗が成長してきて花が咲いたら嬉しくなって、小さな緑色の実が付き始めると、家庭菜園をやっている醍醐味を感じるかもしれません。
ただ、初めての花(一番花)が咲くころはまだまだ樹高が低く根も浅いので、実をつけてしまうと、枝を伸ばすためのエネルギーが奪われてしまいます。
そこは少し我慢して株が大きくなるまでは小さな実を摘み取って、樹の成長にエネルギーを回しましょう。
樹が大きくなったら、沢山実をつけても樹が弱ることはなくなりますし、継続してトマトを作ることができます。
せっかく実ったトマトを摘み取ってしまうのは辛いですが、1~3番花ぐらいまでは摘み取って樹の成長に栄養を分配してください。
挿し木を使うと無料で株を増やせる
挿し木で育成中の苗
挿し木とは、植物の一部を切り取って土などに植え、新しい苗を作ることです。
有名どころでいえば、本体から出てくるツルを切り取って苗にできるさつまいもなどがあります。
挿し木ができる植物は限られていますが、実はトマトも挿し木をすることができます。
詳しくは下記の記事を確認して下さい。
挿し木が特に使える時期は、春先にかけてです。
苗の本体もまだまだ小さく、5cm位の芽を挿し木をしてもまだまだ間に合います。
逆に、夏場に新しく挿し木をしても、樹が大きくなるまでに時間がかかり、トマトをつける前に秋がやって来てしまいます。
最近の野菜の苗はトマトに限らず高額なものが多く、1つ300円程度する苗もあります。
まあ色が紫だったり、1房に10個以上生るなど特殊な品種だからなのですが、2本買うのは少し勿体なく感じてしまいます。
挿し木はそんなときにぴったりです(笑)
肥料は少なめがおすすめ
トマトはプランターや畑の至るところにまで根を張り巡らせて、水分や肥料分を吸収します。
肥料の吸収力が強く、沢山肥料をやり過ぎると栄養多寡になって、逆に病気にかかりやすくなります。
トマトとピーマン、ナスはそれぞれ別の夏野菜として扱われがちですが、どれも同じナス科。
ナス科であっても一方のピーマンとナスは肥料が大好きで、トマトよりも多く肥料を与えた方が育ちが良くなります。
同じ庭やベランダでピーマンやナスを育てている場合、トマトに追肥をする際はピーマンやナスよりは少し少なめに肥料を与えると良いでしょう。
因みに肥料を極端に減らしても実が付くわけではなく、育て方の本などに書いてある頻度や量を守って肥料を与えてやってください。
以上です。
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