Q.プラス思考になるには?A.時間と努力をかけましょう
こんにちは。キング・ブログ・スライムです。
今回はプラス思考をどうやって体に染みつかせるかについて考えていこうと思います。
よく巷では「プラス思考になると、仕事もプライベートも上手くいく」の様な自己啓発本がたくさん出されていますよね。
私の様なマイナス思考が強い人間は、どうしてもこういう甘い言葉に惹かれてしまいます。
例えばそんな本には
「バイトや仕事で大きなミスをして上司に叱られたとしても、マイナスにとらえる必要はない。悲観せずに『ミスしたことで勉強になった。次は同じミスはしない』と考えればよい」
「何かうまくいかなくても、『大丈夫だ』と考えよう」
といったことが書かれています。
確かにその通りです。確かにその通り。しかし、いざそんな状況に陥ってしまうと、ネガティブ志向が強い人間はそれほど簡単にポジティブになれません。
そんな時にポジティブ思考を真似して
「ミスしたことで勉強になった。次は同じミスはしないから良かった」
「失敗してもそんな自分を嫌いになってはいけない。自分を好きになろう」
と自分を言い聞かせようとしますが、何となく腑に落ちません。
頭では理解しているけど、心(感情)は理解していない。そんな状況です。
むしろそんなプラス思考に自分の心が追い付かず、逆に心がもやもやしてしまいます。
そんなことを何度も経験してようやく私が気づいたのは、無理なプラス思考は逆効果だということ。
元々の思考がマイナス思考気味なのに、無理にプラス思考を植え付けようとしても、心が拒絶反応を起こして精神がこじれてしまいます。
その結果、何か腑に落ちないモヤモヤ感が残るのではないでしょうか?
しかしこれでは、「ネガティブな人間はずっとネガティブでいろ」という結論に達してしまいます。
マイナス思考の人間が少しでもポジティブになれる方法はないのでしょうか?
今回はその具体的方法を紹介しつつ、考えていきたいと思います。
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今回はこんな内容
元々マイナス思考の人間にプラス思考をぶち込むのは不可能
今のあなたの考え方や性格は、あなたの生まれながらの遺伝子やこれまでの経験に影響されて形成されています。
長年の蓄積かつ遺伝的な影響ですから、あなたのマイナス思考は実は非常に頑丈なのです。
そのため、考え方というのは一朝一夕に変わるものでは決してありません。
まして、自己啓発本を少し読んでいいなと思ったり、人の「こうした方がいいよ」というアドバイスだけで、あなたの考えが抜本的に変わることなどあり得ません。
人は自分のこれまでの考えとは違う新しい考えにぶつかった時、何かしら理由をつけてそれを拒絶しようとします。
輸血と一緒です。兄弟の血であっても、輸血をするとほぼ確実に体が拒否反応を起こします。
考えや理論もそれと同じで、無理に取り込もうとすると体が拒絶反応を起こしてしまうわけです。
「プラス思考になろう!」などの呑気な言葉をやすやすと受け入れられるほど、あなたの心はバカではありません。
ではマイナス思考の人間にプラス思考を輸血することは不可能なのでしょうか?
どうすればできるのか以下で紹介していきます。
ブラス思考という異質な考えを自分の体の一部として取り込むためには、やはりある程度の時間・粘り強さ・コツが必要だと思います。
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プラス思考になるためのコツとは
恐らくプラス思考を導入しようとしてうまくいかない人は、常にプラス思考になろうと意識しているのだと思います。
常にプラス思考を意識するということは、常に自分を否定しているということです。
毎日何か嫌なことがあるたびに、「あ、マイナスに考えてはだめだ。プラス思考にならないと」と思って、自分の考えを否定していると貴方の精神や体力自体がすり減ってしまうのではないでしょうか?
無理なくマイナス思考から脱却できるコツとしては、ごく短時間の間だけプラス思考になり、それ以外の時はいつも通りに振舞ってプラス思考のことなんて考えないことです。
具体的な方法を紹介しましょう。
①夜寝る前に、今日経験した良かったことを10個挙げる
どんなに小さなことでもいいです。例えば、ドラッグストアのお姉さんが微笑んでくれたなどでもいいです(笑)。
仮にその日は自宅に引きこもっていたとしても、意地でも10個見つけましょう。思いつかなくても、少し無理があってもいいですから、頑張って10個見つけましょう。
例えばゲームで苦戦していたステージを攻略するための足掛かりがつかめたなどでもいいです。
これによって一つの物事をより楽観的・ポジティブに見ることができるようになります。
②今日自分が努力したことを10個挙げて褒めてあげる
方法①は物事をプラス思考にとらえる訓練で、一方これは自己評価を高める訓練です。
これもどんなに小さな努力でもいいです。
引きこもりの人であれば、今日は頑張ってコンビニに買い物に行ったことでもいい。普通の人から見れば大したことでなくても、本人にとって努力に値するのであれば、しっかりと褒めてあげましょう。
特に自己評価が低い人には「10個も見つけるなんて不可能」と思う人がいるのではないでしょうか。
確かに始めは2,3個挙げるだけで精一杯かもしれませんが、これも訓練を重ねると驚くほどすらすら言えるようになります。
このように、自分の努力を褒めることで確実に自己評価を高めることができます。
③それ以外の時間はいつも通り生活する
これがポイントです。
常にプラス思考は心がすり減ります。いいじゃないですか、普段はマイナス思考で。
自分のマイナス思考を押さえつけてポジティブ思考を導入しようとすると、逆に更なるストレスを招いたり、押さえつけていた感情が一気に爆発するといったこともあり得ます。
ということで、寝る前などの特定の短期間にポジティブ思考になったら、あとはいつも通りの自分に戻ってしまいましょう。
このやり方を導入すれば、自分の心に無理な負担をかけることなく、自分のマイナス思考を改善することができます。
心理学的に詳しく言うと、このやりかたはプラス思考を自身の無意識レベルにまで刷り込ませる方法だと言えます。
また、寝る前にすることで1日を最高の精神状態で終えることができるのも実はポイントです。
気を付けてほしいのは、プラス思考になるために特効薬は決してないということ。
先ほども述べましたが、人の心はそう簡単に変化させれるものではありません。無理に変えようとすれば、心や体が拒否反応を起こして余計にこじらせる可能性すらあります。
よく「心の病はこうすれば一瞬で治る!」といったことがネットで言われていますが、そんな簡単に治るなら苦労しません。
困った人を騙そうとするそんなサイトには「ふざけるな」と言ってやりたいですね。
プラス思考を育てる特効薬はありません。あるわけないです。
イライラせずにじっくりとプラス思考を育てていきましょう。
1週間や2週間とは言わず、2,3か月という長い時間をかけて根気強く続けてみましょう。
辛抱強く続ければ、ある日ふと自分の成長に気付くことができる日がやってきますよ。
余談ですが、ポジティブ思考になるには、趣味の様な楽しいことを見つけるのも重要です。あなたは自信をもって趣味だと言えるものはありますか?
※タイトルに「大学生」とはいっていますが、対象は大学生だけではありません。
ではでは、、、
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