【答え合わせ編】トランプ大統領が就活に悪影響を与えない?
こんにちは。
前回記事「【2018年卒の危機】トランプ大統領(仮)が就活に悪影響を与える!」では、トランプ大統領誕生前の予想をメインに扱いました。
今回は結果の分析と、予想される就活への影響について書いていこうと思います。
※注:今回と前回で、タイトルが逆じゃないか!と怒る方がいると思います。
書き手として最悪ですが、読んでみれば分かっていただけると思います。
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答え合わせ
前回記事では、偉そうにしゃべっていたので答え合わせから。
問一
アメリカ大統領選は現地時間の11月8日です。どんな結果になるのか少し楽しみです、、、
因みに私は「トランプ」に1票。もちろんなってほしくありませんが。
と書いていました。
結果:〇
共和党候補のドナルド=トランプ氏が大統領になりました。
問二
ブレクジット!わーい!+トランプ大統領誕生!わーい!
↓
ドル安円高・株安で、今後の企業の業績見込みが悪くなる!わーい!
↓
輸出に依存する大企業や関連する中小下請け企業の業績が悪化する!わーい!
↓
景気が悪化!わーい!
↓
来年の新卒採用者数が大きく減らされる!わーい!
↓
現在大学3年生の私達世代が大ダメージを受ける!うぇーん!
答え:実はまだ分かりません。記事後半で詳細な説明をします。
※実際、トランプが選挙に勝利した翌日には、アメリカ国内で「トランプ大統領」に対する期待が高まり、日米ともに株高となりました(笑)。
まだ今後どうなるのかわからない状況です。
トランプ氏が勝利した原因
彼は正直者だったから。以上。本質はこれ。
読者「、、、?ちゃんと説明しろ。タマネギ野郎!」
私「はい、、、」
以下ちゃんとした説明をします。
一般人「(移民ウザいけど、、、そんなこと言ったら差別主義者やと思われるし、、、)移民どんどん来ていいよ!」
クリントン「差別はいけません。ジンシュノサベツハイケマセン」
世界中のメディア「差別はいけません。ジンシュノサベツハイケマセン」
トランプ「ムスリム(イスラム教徒)は全員テロリスト。メキシコ人も全員不法移民。出て行け(絶対、一般人は移民を嫌ってるやろ?な?)」
一般人「(トランプの言ってること、、、確かに、、、共感してしまうわ、、、)トランプはアカン奴や!差別はアカンで!(怒)」
メディア「あなたはだれに投票する?」
一般人「(トランプやけど差別主義者やと思われたくないから、、)クリントンに決まってるやん!」
投票箱前にて
一般人「トランプに入れよ。でも差別主義者ちゃうから。違うで。」
結果
トランプ氏「俺大統領に選ばれたやん。やっぱりそんな風に思ってるやつ多かったんやな」
因みにアメリカ大統領選は有権者が直接選ぶのは「選挙人」であるなど、厳密には違うところがありますが、ざっくり言えばこんな感じ。
結局のところ、「人権は大切だ。移民の権利も認めてあげよう」と教育されてきたけど、実際移民が沢山流入して白人社会の優位が失われる状況になれば「移民出て行け」です。
それは人間の汚い部分。心の底から出てくる感情論。でもそれが勝ってしまった。
人種差別を前面に押し出すトランプ氏が勝ってしまった。
感情論>>>>きれいごと
だということです。
どれだけ「人権は大切だよ」「肌の色が違っても心は同じだよ」といっても、異物(=移民)が自身のテリトリーに入ってくることに対する嫌悪感には勝てないということでしょう。
私たちは戦後、「人権」「平等」が当然のように教えられてきましたが、その価値観が今回の選挙でぶっ壊されてしまったのです。
「人種差別」を当然に主張するトランプが勝ってしまった。
少し過激な表現ですが、今回の選挙では「人権」「平等」という概念には限界があったことが明らかになりました。
※トランプ支持者の中には、彼の実業家としての能力を評価したり、非政治家として既存の枠に囚われない点を評価して投票した人もいます。が、悲しいことに移民排斥を支持する人が多いのも事実。
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就活への影響
すぐには出ません
注意点ですが、トランプ氏が就活に直接影響するわけではありません。
トランプ氏の様子を見る投資家が株を買ったり円を売り買いすることで間接的に影響が出るのです。
トランプ氏は就任早々に外国とケンカすることはありません。まずは国内問題を片付けることに注力するはず。
トランプ氏は共和党出身ですが、民主党だけでなく同じ共和党内にも反対派がいます。
まず彼がするであろうことは、国内に山ほど存在する反対派を、自陣営に取り込むことでしょう。そして国内をまとめることです。
周囲が敵ばかりであれば、国内で法案を通すことすらできませんよね。
例:分かりにくければ豊臣秀吉を考えましょう。天下統一してから、朝鮮出兵ですよ。まず国内第一なわけです。
今回の大統領選挙で分かった通り、アメリカの世論は完全にパックリ二つに分かれました。
国内世論の分裂は深刻なわけですね。
【ちょっと詳しく】
トランプ氏とクリントン氏の得票数は実はほとんど同じでした。
しかし、「勝者独占方式」という特殊な選挙方式をとっているため、トランプ氏の勝利ということになりました。
(「勝者独占方式」とは、州ごとに”ポイント”が決められていて、その州で勝利すればその州のポイントは全部奪えるという仕組み。選挙結果はポイントの多さで決まる。そのため、得票数で勝っているのに”ポイント”で負けたために、大統領になれないこともある)
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実は、トランプ氏は超優秀なビジネスマン
多くの人がトランプはバカだと思っているということ。
これが大きな間違い。
多くの人がご存知の通り、トランプ氏は多数の不動産を経営する超優秀なビジネスマンであり、私たちが予想する以上に有能であるということです。
コネの作り方、投資先の判断、部下の使い方など普通の人では真似できない能力を持っています。
個人的には、単なる政治家出身のクリントンよりも、経済界に太いバイブを持っているであろう”新型の政治家”であるトランプ氏の方がはるかに強敵だと思います。
アメリカという弱肉競争社会で70年間トップを走り続けてきた男。
メディアのネガキャンに騙されてはいけません。彼は尋常じゃないほど頭が良いでしょう。
実際に演説をすべて聞くと分かりますが、時たまに「それは言い過ぎだ」という発言が出ますが、演説自体は極めて普通です。
むしろ演出やしゃべり口調などは上手だなと感じました。
人を甘く見ていると痛い目に遭います。(経験者は語る)
国家元首という立場であることと(※)、国民の信用を先に獲得するために、まず始めは非常に無難で堅実な滑り出しを見せてくると思います。
これまでの暴言はトーンを落としてくるでしょう。
※アメリカの大統領は行政の長だけでなく、国家元首の地位(=日本でいう天皇陛下)もかねており、それ相応の品位ある言動が求められるため。
また、トランプ氏が予想以上に手腕を発揮した場合、市場の期待自体がもともと低いがゆえに、市場予想を上回ることになり、株価が下がるどころが上がる可能性すらあるでしょう。
その結果、就活に悪影響が出ることはなくなります!!
逆に市場の予想通り、政治手腕が最悪であった場合は、世界中に経済的混乱が起こり、就活にも悪影響が出るでしょう。
つまり下のようになります。
ブレクジット!わーい!+トランプ大統領誕生!わーい!
↓
ドル安円高・株安で、今後の企業の業績見込みが悪くなる!わーい!
↓
輸出に依存する大企業や関連する中小下請け企業の業績が悪化する!わーい!
↓
景気が悪化!わーい!
↓
来年の新卒採用者数が大きく減らされる!わーい!
↓
現在大学3年生の私達世代が大ダメージを受ける!うぇーん!
トランプ氏について
・まず国内を安定させる
・トランプ氏は一般の予想以上に優秀であること
・市場の期待が元から低いこと
を考えると、すぐに影響が出るとは考えにくいでしょう。それどころかプラス効果が出る可能性すらあります。
さて今回の予想はどうでしょうか?
次回に続く、、、(嘘です笑)
【参考記事】
トランプ現象と合わせて重要なのは、イギリスのEU離脱問題です。
複雑でわかりにくいブレグジット問題を、図解を交えつつ基礎からわかりやすく解説しています。
前回記事はこちら。
ではでは、、、
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