【保存版】中央特快が吉祥寺に停車しない（止まらない）理由とは？

中央特快・大月行です

こんにちは。キング・ブログ・スライムです。

私たちが普段から使っている中央線には、まだ解明されていないいくつかの謎があります。

一つはいつまでたっても複々線化しないこと。昔から沿線住民の期待を集めつつ、常にその期待を裏切り続けています。

二つは朝ラッシュに時刻表通りに電車が来ることが珍しいこと。数分程度の遅れであれば、遅れではありません。誤差の範囲です。

三つ目は中央特快が全国的にも有名な街である吉祥寺に、停車しないこと。今回の記事の主題です。

初見では停車しそうな雰囲気なんですが、停まりません。

今回は中央線を普段から利用している沿線ユーザーの私が、その理由を３つ説明します。

以下ではその詳細について説明します。

推測できる三つの理由

1. 　中央特快は遠方客用を乗せるため
2. 　井の頭線に客を取られたくないため
3. 　三鷹と吉祥寺に連続停車は速達列車として許せないため

吉祥寺を無視する中央特快

中央線沿線に住む人は、誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか？

「どうして中央特快は吉祥寺を無視するの？」と。

ご存知の通り吉祥寺は、様々な不動産屋が毎年実施する「住みたいまちランキング」で常に上位を獲得しています。

そんな東京でも屈指の人気を誇る街を、中央特快が停車しないとは、、、

私たちの様な中央線ユーザーだけでなく、多くの鉄道利用者が疑問に思うところです。

吉祥寺駅前の様子

また、ツイッターで検索をかけてみると、「吉祥寺に行きたくて、新宿から中央特快のったけど、吉祥寺停まらないの、、、遅刻だ泣」的なツイートがほぼ毎日流れていました。

もし時間があれば、「中央特快　吉祥寺」で調べてみて下さい。ほぼ毎日悲鳴が聞こえています(笑)。

このように、多くの人が「中央特快は吉祥寺には止まるはずだ」と思ってしまうようです。

中央特快、吉祥寺に停まらんのか泣

中央特快の停車駅

中央線の停車駅

ちょっと見づらいかもしれませんが、中央特快は「◆」この色です。

『東京―神田―御茶ノ水―四ツ谷―新宿―中野―三鷹―国分寺―立川』の順に停まります。

立川以降の駅は、各停になります。

中央線停車駅の乗車人数トップ１０

さて下は中央線の乗車人員数トップ１０を表した表です。

（参考サイト：各駅の乗車人員　２０１５年度―JR東日本公式サイトより）

※赤色の駅は中央特快停車駅

なお百の単位は四捨五入しました。

さてさて、やはりおかしいですね。

吉祥寺に停まらないのは、やっぱりおかしい？

新宿や東京、立川のような駅は利用者数が多く、当然ながら中央特快も停まります。

吉祥寺は中央線の中で、乗車人員が第５位（１４，１万人）です。

吉祥寺駅は乗車人員を見ると、JR東日本全体の中でも主要駅の一つに入るはずですが、中央特快は停まりません。それどころか、吉祥寺より利用者の少ない国分寺、御茶ノ水、三鷹、四ツ谷には中央特快が停車します。

速達列車が吉祥寺の様な利用者の多い駅をすっ飛ばし、三鷹や国分寺の様な利用者の少ない駅に停車する、、、おかしな話です。

吉祥寺ユーザー

「なぜ天下の吉祥寺に停まらないの？住みたいまちNo.１ですよ？なんで？」

VS

三鷹・国分寺ユーザー

「三鷹・国分寺に停まって当たり前。吉祥寺に停まらなくて当たり前。住みたいまちNo.１とか言って、偉そうな顔してるからだ」

VS

立川・新宿・東京ユーザー

「ふ～ん。吉祥寺とか、わしらは関係ないわ」

VS

日野・豊田・西八王子ユーザー

「わーいわーい！」

※日野・豊田・西八王子駅は、乗車人員が約３万人と吉祥寺の約５分の１であるにもかかわらず、中央特快が停車します(笑)。

ちょっとちょっと喧嘩はやめましょう。

以下では詳しい理由について見ていきます。

【次ページ：停まらない理由は？】