【就活】イオンモールの企業研究と物件見学をまとめてみた
こんにちは。キング・ブログ・スライムです。
7月に入って、18卒の就職活動も大体終わりを見せてきました。これからは、19卒(現3年生)のインターン選考や外資系の本選考が始まってきます。
この記事は、18卒の私が企業研究の際にまとめた資料・メモ用記事です。
文章が適当であったり構成が不十分な箇所もありますが、企業研究に使ってみて下さい。
※記載情報は、私個人の感想やアニュアルレポートなどに基づいています。選考における秘密事項は掲載しておりませんので、ご了承ください。
イオンモールのようなディベロッパーの場合は、社員訪問やOB訪問だけでなく、実際の物件見学が重要となってくるので、抜かりなく見学をしてください。
関連:他のディベに興味がある人はこちらもどうぞ!
スポンサーリンク
仕事概要
①営業
私たちが想像する一般的な営業ではなく、対テナント向けのビジネスとなる。テナント様と日々対話を繰り返し、信頼構築を進める。また同時に、店舗が抱える課題も聞き出して、その課題も解決する。
②オペレーション
イオンモールの施設管理を行う。例えば、定期的な安全検査や防災訓練の実施、アメニティの管理など。
③開発
ディベロッパーの醍醐味ともいえる仕事。新規出店の計画から開業までに携わる。
一般に、、、『立地調査⇒企画・開発⇒モールの建設⇒リーシング⇒運営・管理』という手順で開発を進めていく。
④リーシング
新規店舗に入居して頂く店舗の誘致を行う。また、既存のモールでも退去する店舗があるので、その際にも新規店舗の誘致を行う。
モールのカラーを描けるという点では、開発に対して引けを取らない。
スポンサーリンク
イオンモールの種類
イオンモール=田舎 では必ずしもない。
最近はOPAを買収するなど、都市型のショッピングセンター事業にも力を入れ始めた。
従来の「郊外型イオンモール」に加えて、「都市型イオンモール」が増えつつあるということ。
都市型イオンモールには、、イオンモール岡山やイオンモール多摩平(東京都日野市)などがある。
都市型と郊外型の客層にも違いがある。
郊外型は”ニューファミリー層”(30,40代の古典的なイオンのターゲット層)がボリューム層だが、都市型は駅に近いこともあり、若い世代が比較的多い。
ポイント
◆イオンモール≠イオンということに注意。
当たり前なんですが、イオンモールとイオンは違います。
イオン:メインは小売業。食料品など商品を売ることで収益を上げている
↕
イオンモール:モールにある区画の一部をテナント企業様に貸し出すことで利益を上げている。不動産業に分類される。
◆地域活性化に一役
イオンモールが地域のニーズをくみ取ったショッピングセンターを作ると、人が集まる。住民の満足度が高まり、東京などに流出する人が減る。
⇒それぞれの地方で経済が回るようになる。地方活性化に一役買う?
※娯楽がなかった地方に娯楽を提供し、イオンで満足する地方の若者が増え、東京や大阪などの大都市に行かなくなったとも言える。もしイオンがなければ、地方流出がさらに進んでいた可能性が高い。
◆私が考えるモールのメリット
入居するテナント次第で、店舗の印象を大きく変えられる。
イオンのように1,2年も同じテナントだけだとすぐに飽きられてしまうが、テナントを順々に変えていくことで、店舗の魅力を維持・向上できる。
◆今後の戦略
←イオンモールの中期戦略より
「大都市シフト」「アジアシフト」「シニアシフト」
実際に物件を見に行きましょう
ディベロッパーを志望する場合は、OB訪問だけでなく、物件見学も重要。イオンモールは全国各地にあるので、比較的見学しやすいはず。
スポンサーリンク
イオンモール 日の出(東京都)
東京ではあるが、奥多摩の方なので「地方」と考えた方が無難。イオングループが強い典型的な地域。
下が駅前の様子です。一面の畑!
東京ではありません。
駅前の様子
駅チカかつインターチェンジ近くの立地であるが、駅の規模が非常に小さく、来客が見込めるのはやはり自動車。それを反映してか3000台以上の駐車場が設定されている。
駐車場:3650台
駐輪場:そこそこある
入居していテナントは160店舗ほど。1階から3階までぎっしりと入居しており、なかなかの充実具合。
個人的に気に入ったのは2階のフロアがカーペットだった点。タイルに比べてアットホームな感じで、非常に落ち着く。こんな細かな工夫が重要だと感じた。
イオンシネマが入居していた。コト消費の具体例。上映している映画は、若者向けから高齢者向けまで様々であった。
わざわざ映画館にいこうとは思わないが、モールにあったらついでに見たくなる。特に映画館が少ない地方だと、モールに一つあれば非常に魅力的。
フードコートが3階レストランが3階にあり、食事ができる場所が2カ所ある。フードコートは価格帯が抑えられていて、レストランは少し価格帯が高め。
イオンモールであるが、1,2,3階すべてにイオンリテールが入居している。1階は食品売り場で調子がよさそうだが、2階の衣類売り場は不調そうだった。
同じ2階は様々なブランドが入居しており、そちらに人が集まっていた。
最近、イオンリテールが不調だと聞いていたが、実際に行ってみてそれを感じられた。
◆良い点
・オープンして10年以上経つが、リニューアルなどの施設管理がしっかりしているのか施設がきれい。
・2,3階のカーペットが個人的に好き
◆改善点
・衣料品や雑貨を扱うイオンリテール(イオン)が目に見えて不調だった。
・1階のリテール(食料品売り場)が狭い
イオンモール 多摩平の森(東京都)
こちらも多摩地区にあるイオンモール。
JR中央線の駅から徒歩2,3分という好立地にある。また、北に数百メートルのところに日野バイパスが通っており、こちらからのアクセスも集められる。
最近注力している都市型イオンモールの1つ。そのため、規模はそれほど大きくない。テナント数は約130店舗。
周囲にイオンモール日の出、イオンモール武蔵村山など同じイオンモールが2カ所もある。そのため、どちらかというと地域密着型モール。商圏は約3キロメートル(プレスリリースより)。
中途半端に付近から利用者を呼び込もうとすると、器用貧乏になりがち?
駐車場:980台
駐輪場:1200台
⇒日の出に比べて駐車場が少なく、逆に駐輪場が多いことから、地域密着型だと分かる。
※店舗の施設構成からターゲットはどんな客層なのか想像することができる。
・土日になると、入り口付近や店内でイベントをやっている(子供向けが多い)
それ以外にも、「家族の似顔絵コーナー」が設置してあった。
→家族で楽しさをシェアする場所としてイオンモールを提供する→イオンモールが家族での思いでの場所に
・「多摩平の森」という名前だけあって、緑や木をコンセプトにした内装になっている。
◆良い点
・日用品を扱うテナントが充実しており、普段使いには最適。
・施設管理が行き届いている←トイレがきれい、フードコートに常設されている布巾でテーブルを拭ける
・駅チカ(JR中央線・豊田駅から徒歩3分)
◆改善点
・店舗の回遊性がイマイチ。普段使いの利用者が1階の食料品売り場に集中して、2,3階のテナントに回らない。
⇒最近、2周年のリニューアルをした。ライトオンや雑貨.360、未来屋書店など日常使いの店舗が増えた印象。
・日常利用客と休日利用客のすみ分けが難しい。日用品を増やしすぎると、非日常を求めて来店するお客様の満足度が下がってしまう。
次は幕張新都心店のレビューです。
スポンサーリンク
【次のページへ:幕張新都心店のレビュー】
関連記事もどうぞ