『大回り乗車(160円)』で湘南新宿のグリーン車を満喫してみた
停車しているグリーン車。大回り乗車でも料金を払えば乗れます
こんにちは。キング・ブログ・スライムです。
今日は2017年8月16日水曜日。
季節的には真夏ですが、東京の最高気温は何と23℃。半袖では寒いので、羽織るものがいるほどです。
さて、国内ではお盆も終わりつつあり、スーツを着たサラリーマンをたくさん見かけるようになりました。
お盆も終わりということで(?)、今回はグリーン車に乗って関東の西側をぐるっと1周してみたいと思います!
少し前に大回り乗車140円で房総半島を一周するという記事を書き、今回はその続き。
前回は各駅停車縛りでしたが、今回は東海道線のグリーン車に乗ってみます。
上の写真が今回の旅の移動経路
立川始発でぐるっと都心を縦断して、日野が終点です。
経路は『立川⇒拝島⇒高麗川⇒倉賀野(高崎駅の1駅前)⇒茅ケ崎⇒橋本⇒八王子⇒日野』で、緑色のマーカーの部分がグリーン車となっています。
スポンサーリンク
今回はこんな内容
スタートは”多摩の首都”である立川から
前回は御茶ノ水から始めましたが、今回は立川駅からスタートします。
初乗りが160円と少し高いのには、訳があります。
一般に東京周での初乗りは140円(3km以下)がデフォですが、立川から日野駅は3.3kmもあるので、初乗り140円にプラス20円上乗せされます、
つまり、(田舎なので)一駅区間が長いんです(笑)
中央線の面白いところは、都市路線でありつつ地方路線でもあるというところ。
東京から立川あたりまでは都会の路線ですが、高尾以西や青梅線に突入すると、一気に地方感が漂ってきます。実際、立川駅から青梅線に入ると、扉の開閉は手押しになります(笑)
立川から拝島へ(13:16⇒13:28)
まずは拝島に向かいます。
先ほども紹介した通り、扉が自動では開かなくなるなど田舎感が溢れ始めてきます。
拝島から高麗川へ(14:31⇒14:56)
拝島駅からは、八高線(”八”王子と”高”崎を結ぶ路線なので)に入ります。
東京都を走る路線ではありますが、1時間に数本しかないということで、周辺住民からの扱いは立派な地方路線です。
拝島駅を発車すると、さらに山の中に進んでいきます。
雄大な自然をお楽しみください。
スポンサーリンク
高麗川駅から倉賀野駅へ(14:33⇒15:53)
さて、八高線が面白くなるのはここから。
八高線は、高麗川駅から倉賀野駅(高崎駅)までの区間を特に八高北線と言います。
何が面白いかというと、東京近郊区間であるにもかかわらず気動車になること。
つまり、非電化!気動車!汽車!
※高麗川駅ではまだ架線が通っていますが、高麗川を抜けるとすぐに無くなります。
出発まで30分以上あったので、暇なてっちゃん達が目を輝かせて写真を撮りまくっていました。
説明にもある通り、ボックス席なので鉄道の旅も非常に快適。
いや、八高線は高麗川~倉賀野の区間が最高ですね。大回り乗車のガイドブック(大回り乗車完全ガイド)では、八高線は★★★となっていましたが、その訳が分かりました。
駅を発車すると、気動車らしくディーゼルエンジンが力強く音を立てます。これはいいですね(笑)
さて、高麗川の次駅が何だかへんてこりんな名前でした。
その名も、、、「毛呂」
”モロ”毛呂駅ですね、なんておやじギャグ浮かんでしまいましたが、何だか下ネタの臭いがするのでこれ以上は控えます。想像にお任せします。
あと、下にこっそりと「MORO」と振り仮名を振ってあるのもジワリます。
さて、八高線は気動車が走るだけあって、”モロ”田舎です。
ということで雄大な自然をお楽しみください。
旅を満喫していたちょうどその頃でした。
奥の方から女性の車掌さんがお客さん一人一人に話しかけています。
そうです、切符拝見です。
普段からしているのか抜き打ちなのか分かりませんが、検札が迫ってきているようです。
もちろん大回り乗車はJRのルールに則った正式なルートではあるので、何もやましいことはないはずですが、何だか胸騒ぎがします(笑)
などと考えているうちに、女性の車掌さんがやって来ました。
パチッ
車掌さんも慣れているのか、さらっと通してくれました。
【関連】因みに大回り乗車のルールを整理したい人はこちらを確認してください。
終点の高崎ではなく、一つ手前の倉賀野で降りる
注意してほしいのが、終点の高崎まで行かないことです。
高崎駅まで行ってしまうと、湘南新宿ラインや上野東京ラインで都心方面に戻る際、再度倉賀野を通過することになります。
大回り乗車において同じ駅を2度以上通過することは規則違反です。なので、一つ手前の倉賀野駅で降りて下さい。
※高崎まで行っても多分”バレ”ませんが、今回のブログでは、公式な規則に則って乗車しようと思います。その辺りは自己責任でお願いします。
倉賀野駅から茅ケ崎に行く。by グリーン車(16:15⇒19:00)
ここからは湘南新宿ラインになります。
さて、ようやく今回のメインディッシュ。
グリーン車!
関東に住んで数年になりますが、実は私、普通列車のグリーン車に乗ったことがありませんでした。
今回はこれに乗るためにわざわざ大回り乗車をしたようなもの(笑)
※大回り乗車でも正式なルートには変わりないので、追加料金さえ支払えばグリーン車に乗ることができます。倉賀野ー茅ケ崎間は(湘南新宿ライン経由で)163kmもありますが、料金は50km以上で一律980円(平日料金)。
関東ではおなじみの『普通列車withグリーンカー』。
普通の通勤列車にボッカンと2階建てグリーン車が割り込んでいるので、初めて東京に来た人は「何だこれは」と腰を抜かす人が多いんです。
始めてみたときは、私も3度見しました(笑)
普通列車であっても、グリーン車はグリーン車です。サービスの質に妥協はありません。
車内販売もあるし、席のゆとりもあるし、車内はきれいだし、テーブルもあるし、トイレもあるし、とっても快適です!
JRの回し者ではありませんが、この快適さで3時間980円なら本当に安いですね。
倉賀野駅からは、こいつに3時間弱乗り続けて、神奈川県の茅ヶ崎駅まで向かいます。
途中、籠原・熊谷・鴻巣・大宮・浦和などの駅に停車していきます。
大宮からは京浜東北線などが並走するようになり、景色にバリエーションが生まれてきます。
さらに進むと、都心の主要駅に差し掛かります。赤羽・池袋・新宿・渋谷・恵比寿・大崎、、、の順に停車します。
都心を通過したのはちょうど夕方でした。
満員電車に体を押し込んでいるサラリーマンたちを(物理的にも精神的にも)上から眺めながら優雅に通勤ラッシュを通過できるのは、グリーン車の特権。
普段は露骨な優越感は控えているタイプの人間ですが、今回ばかりは、、、優越感に浸りました(笑)
スポンサーリンク
茅ケ崎から橋本に向かう(19:17⇒20:25)
3時間弱グリーン車に揺られてようやく茅ヶ崎駅に到着。
さすがグリーン車だけあって、全然疲れを感じません。もし普通車で立ちっぱなしだったら、体はだるんだるんだったでしょう(笑)
ここからは相模線で橋本駅に向かいます。運が良ければ、八王子駅まで直通列車があります。
相模線は、、、特にありません!(笑)
相模線向かいに停まっていたグリーン車
(観光列車などに使うのでしょうか?)
夜になって辺りは何も見えません。
後は電車に揺られながら、立川の一駅前の日野駅を目指すだけです。
グリーン車が終わったので、試合終了感が半端ないですが、一応レポートをしておきましょう(笑)
1時間ほど電車に揺られてようやく終点の橋本駅に到着しました。
橋本から八王子へ(20:27⇒20:39)
横浜線に突入します。といっても数駅で終点の八王子です。
目的地:日野駅に到着!(20:49)
お疲れさまでした。ようやく到着しました。※停車時間があったため、撮影は豊田駅です。
自動改札機に切符を通しましたが、何だか嫌な予感がした通り、赤色のバッテンマークが出て通れませんでした。
改札に入ってから一定時間以上が経過すると、有人改札を通らないと出られなくなるようです。
駅員さんに「大回り乗車」ですと説明すると、特に何も言われずにさっと通してもらえました。
大回り乗車をしている人が多く、意外と慣れているのかもしれませんね。
まとめ
今回の収穫は、八高線(八高北線)がディーゼルカーかつ雄大な自然があり、予想以上に楽しかったこと。
そして2つめは、グリーン車が快適すぎて病みつきになってしまったことです(笑)
特に通勤ラッシュを尻目にのんびりとグリーン車から車窓を眺められるのは特権です。
私が参考にしているガイドブックはこちらです。必要な情報が隅々まで載っていて、知識がつくだけでなく、旅行がさらに面白くなりますよ。
時間に余裕があれば、皆さんも是非試してみて下さい。
記事は以上です!
関連記事もどうぞ