【君の名は。】新海誠監督の映画に中央線がやたらと出てくる件

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【引用元:新海誠監督 映画『君の名は。』 (コミックス・ウェーブ・フィルム 2016)】

 

こんにちは。キング・ブログ・スライムです。

ブームからは少し遅れて「君の名は。」を見て以来、新海作品にハマって前作の「言の葉の庭」や前前前作の「秒速5センチメートル」などを見ていました。

 

新海誠という名前は聞いたことがありましたが、恥ずかしながら『君の名は。』を見るまで、じゃあどんな人でどんな作品を作っているのか全く知りませんでした(笑)

古参の新海ファンと比べると、私は完全な素人。

 

新参者のファンですが、君の名は、言の葉の庭、秒速5センチメートルなどの新海映画をみて気付いたことがあります、、、

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中央線がやたら出てくる

 

そうなんです、新海作品には中央線(快速・各駅停車)がやたらめったかこれでもかという位と出てくるんです。

私は中央線ユーザーなんですが、私以外の中央線利用者も「あれ? 中央線(中央総武線)多くね?」と思っているのではないでしょうか?

 

中央線(快速のほう)中央線快速

 

中央総武線(各駅停車のほう)中央総武線

 

まずは『君の名は。』、『言の葉の庭』、『秒速5センチメートル』の3作をそれぞれ見てみましょう。

関連記事:中央(本)線沿線の聖地です。

 

君の名は。

 

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まず一番メジャーな『君の名は。』を見てみると、、、

まず瀧くんの家が四ツ谷駅近くと言われていました。確か、奥寺先輩とのデートの当日に寝坊して、四ツ谷駅まで全力疾走していましたよね(笑)

※小説版を見ると、「東京都千代田区六番町」書かれています。

 

奥寺キミ

男子ならだれもが憧れる奥寺先輩とのデートの待ち合わせ場所は、さっき言った通り、中央線の停車駅四ツ谷駅です。

 

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あの夜以来、「ずっと誰かを探している気がする」と苦悩を抱え続けていた2人が、電車の窓越しで運命の再開を果たすのも中央線各駅停車の車内です。

 

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言の葉の庭

 

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【引用元:新海誠監督 映画『言の葉の庭』 (コミックス・ウェーブ・フィルム 2013)】

 

新海監督が「君の名は。」で大ブレイクする一つ前に発表した作品です。君の名はよりも、ちょっと大人テイストな映画です。

 

話をザックリ要約すると、心を病んで歩けなくなった女性と靴職人を目指す高校生が雨の公園で出会い、交流して仲を深めていくという物語。

その後の内容は物語を観てみてください。

 

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雪野先生(物語のキーパーソン)の最寄り駅と思われる千駄ヶ谷駅の様子です。右側には帽子をかぶった雪野先生が見えます。

黄色い電車(中央線の各駅停車)が通過しています。

 

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上二枚の写真は、主人公の秋月孝雄(話の主人公の一人)が電車から降りる新宿駅のシーンです。

彼の最寄りがどこなのか分かりませんが、中央線各駅停車の沿線に住んでいることは間違いなさそうです。

 

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雨の日の新宿駅の様子です。

『君の名は。』と同様に、風景描写が際立ってきれいなんですよね。

雨の日にどこに行くかというと、当然、あそこです。

 

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秋月孝雄が新宿御苑に入っていくシーンです。

確か入場には200円必要ですが、高校生で堂々と公園に200円払えるなんて大人ですねぇ(笑)

因みに、画像右側にある通り、園内で金麦を飲むことは禁止です。

 

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このお姉さん、昼間っから飲酒禁止の苑内でお酒を飲んでいるなんて怪しすぎる(笑)

その上、際立って美人なのが余計に違和感を感じさせるんですよね~

ホンマに、イロイロと謎。

 

 

秒速5センチメートル

 

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【引用元:新海誠監督 映画『秒速5センチメートル』 (コミックス・ウェーブ・フィルム 2007)予告篇】

 

君の名は。の前前前作。

瀧くんとみつはと違い、この映画に出てくる男女は結局すれ違ったままで終わったんです。

この映画を観ると、どうしてラッドウィンプスのあの曲が「前前前世」なのか、分かるかもしれません。

 

構成は、「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の短編3部から連作映画。

「a chain of short stories about their distance(彼らの距離についての連続した短編物語)」という英語のサブタイトルにある通り、男女の(心理的&物理的な)距離を幼少期・青春時代・成人期の3つの視点から眺めています。

まさに言葉では言い表せない内容なので、興味がある人は見てみるといいでしょう。

 

さて、「出てくるのは小田急じゃないの?」と思われるかもしれませんが、中央線が第三部の「秒速5センチメートル」で出てきます。

映画版では詳しく描かれていませんでしたが、映画版の補足も兼ねた小説版では、中央線沿線がしっかりと書かれてあります。

 

男性の主人公である遠野貴樹が大人になって住んでいたのが新宿駅周辺。勤め先が三鷹のIT企業だったので、その通勤のシーンでよく中央線(快速)が登場していました。

そして恋人役であった水野理紗も西国分寺のマンションに住んでいたので、二人のデートスポットは自然と中央線沿線になっていたようです。

 

 

中央線(快速&各停)頻発の理由を推測してみる

 

事実を指摘するだけでは記事として面白くないので、以下では、どうして中央線がやたらと出てくるのかその理由をいくつか推測してみようと思います。

ただし、新海監督や制作元のコミックスウェーブの公式見解を聞いたわけではないので、確実な理由は分かりません。

あくまで個人の意見だということをお忘れなく。

 

理由① 映画製作会社が中央線沿線にある

一番大きいのは、新海監督が所属する制作会社のコミックスウェーブフィルムが四ツ谷駅近くにあることだと思います。

 

新海監督が作る映画の最大の特徴は、徹底的なロケハンをするということ。

普通のアニメは架空の場所で物語が進行するのでロケハンする必要がありませんが、新海作品では現実世界をベースに映像を作っており、綿密なロケハンがいるのです。

見ての通り四ツ谷駅は中央線快速と各駅停車がどちらも停まる上、特快も停車する中央線の主要駅なので、沿線は移動しやすいはずです。

 

何度も現地に行って撮影をする場合、近い方が圧倒的に便利ですし、費用も安く済みます。

 

 

理由② お金の都合

映画を作り上げるためには、当然ながら資金が必要です。

「君の名は」で大ブレイクした今ならスポンサー無しで自力で制作できるかもしれませんが、当時はそんな余裕はなかったでしょう。

収益のことを考えると、スポンサーをつけて他の企業とも協力していかなければいけません。

 

経済性と芸術性の両立の難しさは、大昔から言われていることですよね。

 

君の名はのエンドロールを見ていると、協賛企業の欄に「ジェイアール東日本企画」の11文字が見えると思います。

ジェイアール東日本企画、つまり本体企業であるJR東日本のグループ会社です。

 

JRグループから協賛を受けている以上、さすがに東京メトロ丸の内線の新宿駅構内で、みつはが瀧を探す構図はありえないわけです。

少なくともJRの駅でないと。

※四ツ谷駅はJR中央線だけでなく、東京メトロ丸ノ内線も通っています。

 

JR新宿駅の様子Screenshot_42

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中央線各駅停車が新宿駅に到着した様子です。

引用元【新海誠監督 映画『言の葉の庭』 (コミックス・ウェーブ・フィルム 2013)】

 

 

理由③ 新海監督の出身が長野

これは完全な推測でしかありませんが、新海監督の出身が長野であり、地元から離れて東京に出てくる時に使うのが恐らく中央線(中央本線)で、監督が中央線に少し思い入れがあったのかもしれません。

 

「君の名は。」では、東京と田舎(長野または飛騨高山がモデルの一部だと言われている)の対比が印象的でしたが、東京に出てくる長野県民にとって中央本線は、自分と都会を繋げる象徴でしょう。

また、新海監督は以前も立川のアニメ会社に勤めていたようで、普段から中央線に馴染んでいたように思われます。

 

そんなときに中央線か丸ノ内線のどちらでロケハンがしたい?と問われれば、まず慣れ親しんだ路線を選ぶのが筋でしょう!

あくまで推測ですが(笑)

 

因みにですが、君の名はなど、新海映画をもう一度見たい人は、U-NEXTという配信サービスがオススメ。

それは、無料トライアル期間中(31日間)であっても、「君の名は。」を追加料金なしで見ることができるから。

途中解約も可能で、もし登録して「う~ん」の場合、無料で解約することができます。

レンタルDVDを借りるよりも、こっちの方が、便利に&安く鑑賞会を開くことができますよ!

 

【関連記事】新海作品をみてきて思ったこと、聖地・諏訪湖に行った体験記をまとめてます

 

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