【2017年3月4日】今回の中央線ダイヤ改正は地味です―その内容と感想
こんにちは。
キング・ブログ・スライムです。
さて、中央線のダイヤ改正が2017年3月4日(土)に行われることが発表されました。
今回は、ユーザーとしての感想を交えつつ、改正の内容をお伝えしようと思います。
現行のダイヤ(2016年12月現在)では、「修正して欲しい」という箇所が複数あったので、その問題点が改正されているかどうか楽しみです。
なお、今回は中央線利用者の大半が利用する区間である「東京―高尾間」に限定して書きます。
さて、改定内容を見ていきましょう。
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今回はこんな内容
早速、内容から
今回のダイヤ改正において、変更のポイントは4つあります。
① 平日21時台に通勤快速を1本増発
② 23時台の新宿駅にあるダイヤの穴を埋める
③ 深夜帯の中央特快の始発駅を、新宿から東京に変更
④ 高尾駅18時台の「ダイヤの穴」を埋める
です。下ではその詳細を見ていきます。
① 平日21時台に通勤快速を1本増発
追加される通勤快速の通過時刻
東京発 | 21:34 |
新宿発 | 21:49 |
立川着 | 22:18 |
高尾着 | 22:37 |
いいですね~
不満に思っていたのは、9時台に通勤快速や中央特快の様な優等列車が少ないということでした。
基本的に、中央特快や通勤快速は1時間に4本、つまり15分に1本のペースで運行されるのがデフォです。
しかし、現状のダイヤでは、9時台には東京駅始発の通勤快速が、9:09、9:22、9:55の合計3本しかなく、2本目と3本目の間に33分も時間が空いていました。
今回のダイヤ改正では、21:34に1本通勤快速を組み込むので大体15分サイクルとなって、ちょうどいい感じになりますね。
新宿駅に停車する快速
② 新宿駅23時台の「ダイヤの穴」を埋める
新しいダイヤでは、23:08新宿発の快速を追加する予定です。
新たに追加される快速(1本)の通過時刻
東京発 | 22:53 |
新宿発 | 23:08 |
立川着 | 23:45 |
高尾着 | 0:06 |
被害に遭ったことのあるユーザーの方以外は、イマイチ何が重要なのか分かりませんね。
まず、現在の平日23時台の新宿駅のダイヤ(立川・高尾方面)を一部切り取ってみましょう。
改正前のダイヤ
特急(甲府行) | 23:00 |
快速 | 23:02 |
中央特快 | 23:06 |
ホームライナー | 23:15 |
快速(豊田行) | 23:16 |
快速 | 23:23 |
: | : |
※行先なしは、すべて高尾行き
問題点は、見つけられましたか?
問題点は、23:06の中央特快を逃してしまうと、次の快速(23:16)が来るまで10分間も待たなければいけないことです。
また、中央特快の停車しない高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪・吉祥寺ユーザーは、23:02の快速を逃すと、14分間駅に突っ立って次の快速を待つか、中央総武線に乗り換える必要があります。
東京のど真ん中を走る中央線が、、、10分に1本!14分に1本※田舎か!
夜間とはいえ、これはひどいですね。
私は一度これに引っ掛かったことがありましたが、次の電車が来るのが遅いうえに、10分間に乗客をたらふく溜め込んでいるので、車内がメチャクチャ混んでいました。
最悪でした(笑)。
因みに、豊田以西である八王子や西八王子、高尾に帰る人は、23:06の中央特快に乗り遅れると、そのまた次の快速23:23まで待たなければいけません。
つまり、新宿駅で17分間突っ立っていなければいけないのです!※ド田舎か!
今回のダイヤ改正では、新宿22時台発の電車1本を23時台にシフトすることで、新宿駅での「ダイヤの穴」を埋めて、利便性向上と混雑の解消を図るそうです。
新宿発(23:08)が1本追加されると、次の快速との間隔が8分になりました。
これで少しはマシになりますね。
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③ 深夜帯の中央特快の始発駅を、新宿から東京に変更
新宿ユーザーにはバッドニュースで、東京・神田・御茶ノ水・四ツ谷ユーザーにはグッドニュースです。
これまでは、平日の深夜になると「新宿始発の中央特快(中野は通過)」が2本も出ていました。
新宿始発(23:29)と、新宿始発(0:11)の2本です。
新宿ユーザーの半ば誇りでもありました。新宿始発中央特快は重要
一方、この時間帯になると、東京駅始発の中央特快は23:31にお情けで1本あるものの、それ以外の東京始発は、快速または各駅停車しかありません。
しかし改正後は、新宿始発は2本とも、東京始発(23:13)と(0:00)にそれぞれ変更され、中野にも停車するようになります。
数少ない新宿始発の列車でしたが、今回の改正でほぼ絶滅に追い込まれました。
中央特快大月行き
④ 高尾駅18時台の「ダイヤの穴」を埋める
高尾から大月区間のダイヤ改正についても少し触れておきます。
改正されたのは、高尾駅の18時台の下り大月方面です。
これまでは、大月方面の高尾駅出発時刻が「18:30」、その次は「19:01」で、列車間隔は31分も空いていました。
が、今回のダイヤ改正で出発時刻は、「18:45」と「19:01」の2本となり、列車間隔は16分に短縮されました!
高尾から大月は利用者が少ない区間にあるとはいえ、18時台といえば帰宅ラッシュの時間帯なので、もうすこし時間間隔を調整してほしいところでした。
また、寒々としたあの高尾駅で30分待たされるのは地獄ですし(笑)。
今回のダイヤ改正では、高尾大月区間の「ダイヤの穴」にメスを入れたことになります。
さて、上の①~④のソース元は、こちらのJR東日本の公式サイトです。クリックするとPDFがダウンロードされます。
(参考サイト:2017年3月ダイヤ改正について(多摩版)―JR東日本八王子支社)
※なおJR東日本によると、最終的な時刻表は、2017年2月20日に発売される「JR時刻表3月号」に掲載されるそうです。
その頃には、ネットや駅でも新しい時刻表が発表されると思われます。
最後に
余談。今回のダイヤ改正に対する私の望みです。
中央特快をバカスカ出して欲しい。
— king-blog-slime (@blog_slime) 2016年12月20日
※無理です。
さて余計なことは置いといて、、、
今回のダイヤ改正は大規模なものではなく修正程度なので、影響は大きくありませんが、確実に利便性が上がったと思っています。
もう一度、掲載しておきましょう。
① 平日21時台に通勤快速を1本増発
② 23時台の新宿駅にあるダイヤの穴を埋める
③ 深夜帯の中央特快の始発駅を、新宿から東京に変更
④ 高尾駅18時台の「ダイヤの穴」を埋める
と、それぞれ地味な改正ではありますが、地味に影響がありますよね。
特に新宿を利用している人にとって、「新宿始発の中央特快」を奪われたことは大きな衝撃です。
時刻表あるあるですが、ダイヤ改正後の数日間は、前のダイヤの情報を信じて駅に行ったら、既に電車が行っていたということがよくあるので、ご注意ください。
改正日は2017年3月4日(土)です。
【関連記事】
中央線関係の記事です。どちらも、「中央特快の謎」について考えてみます。
①「【保存版】中央特快が日野・豊田・西八王子駅に停車する理由とは?」
②「【保存版】中央特快が吉祥寺に停車しない(止まらない)理由とは?」
③「【中央線の不平等運賃?】八王子⇒新宿474円、八王子⇒代々木637円」
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ではでは、、、
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