【東海道本線ルート】東京大阪間で実際に青春18きっぷを使ってみた
前回は青春18きっぷのオススメ区間として、東京―大阪間を挙げました。
「【初心者向け】青春18きっぷは複線で快速がある区間がオススメ!」(別タブで開きます)
説明だけでなく、実際の体験記もあった方が分かりやすいので、今回は「東京―大阪」間の実際の移動体験について書いていきます!
出発は東京、到着は大阪です。
青春18きっぷにはいろんな楽しみ方がありますが、大体2つの方法に大別されるのではないでしょうか。
①「ゆっくり旅を楽しみながら目的地に向かう方法(旅行目的)」
②「1日の間でとにかく移動してなるべく早く目的地に着く方法(移動目的)」
この2つです。
東京―大阪間の移動に利用するときは、②のようになるべく早く移動するのが一般的です。
今回の私の旅は、①「ゆっくり旅を楽しみながら目的地に向かう方法」です。
他の記事では、出来るだけ遠くに移動するために、朝の5時から何十時間も乗り続けて1日で九州まで行く的な記事が多いですが、私はゆっくり移動します(笑)
少しイレギュラーではありますが、参考程度に「こんなやり方もあるんだ」とでも思いながら見て下さい。
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今回はこんな内容
東京をスタート!
自宅は東京都内の八王子。
前日に荷造りをして準備万端にしてきました。
さて、翌日は何時に起きるのでしょうか、、、、?
1.朝(昼?)11時に起きてしまった ※やっていはいけません
これが最大のミス。
青春18きっぷの旅は移動に時間がかかるので、なるべく早めに行動しなければいけませんが、起きるのが遅いと最悪です。
一番ひどいのが、昼間だから大丈夫だと高をくくっていて時刻表を調べたら終電が終わってた、というシャレにならないこと。
あり得ないだろうと馬鹿にしたくなりますが、地方の電車は接続が悪く、昼前に終電が終わって絶望することがあります(経験者語る)。
東海道本線なので終電の心配はありませんが、本当は9時くらいに起きて、10時に家を出発するくらいでないといけませんでした。
結局、自宅がある八王子を出発したのは12時過ぎでした。
2.中央線で東京駅へ
関東近郊に住んでいる人は、とりあえず東海道本線を目指すと思います。
東海道線に向かうまでのルートはそれぞれ違いますが、私の場合は、今住んでいる八王子から中央線で東京駅まで出ました。
東海道線に乗り換える主要駅は、東京駅や新宿駅(湘南新宿ライン直通)、品川駅、横浜駅などなどがあります。
3.東海道線に乗ったら、あとは延々と西に進んでいくのみ
やっぱり湘南の海はきれいです。
そんなことを考えながら、車窓を眺めていました。
因みにですが、ウィキペディアによると、東海道線の区間は全長は589,5kmで、「東京―神戸」間を指しています。
東京―大阪だとばかり思っていましたが、神戸まで続いているそうです。
見出しには延々と西に進めばいいと書きましたが、乗り間違いには注意しなければなりません。
途中には東海道線の支線や、中央本線などの別路線が通っています。
特に出発間際に急いで乗ろうとすると、正常な判断ができずに間違った路線に乗る可能性もあります。一度間違えば、最低30分のロスは覚悟しなければなりません。
路線や方向の乗り間違いを防ぐためには、何となく乗るのではなく、今何県にいるのかぐらいは意識して乗った方が良いでしょう。
ルートは『東京→神奈川→( 静岡 )→愛知→岐阜→滋賀→京都→大阪→兵庫』です。
現在地さえある程度把握していれば、「今は静岡にいるから名古屋方面に乗ればいいな」などのように大体の判断がつきます。
特に、静岡は地名の区別がつきにくいので、方向を間違える可能性があります。
※通過駅には、浜松、静岡、豊橋、熱海、掛川などがありますが、どこにあるのか区別が付きませんよね(笑)
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4.鬼門の静岡
上のルートの説明では、静岡に謎のスペースがあります。ミスではありません。
これは18きっぱーの常識中の常識。コモンセンスです。
そうです、静岡はとんでもなく長――――いんです。
静岡県は熱海駅から新所原駅まで続いていますが、静岡県にある駅数を合計すると42駅もあります。
そして駅数も多いですが、一駅区間も長ーーーーーいです。
東京の山手線など都市部の路線は一駅約2分で、短い区間だと1分30秒くらいです。一方、静岡地域の区間では大体一駅が4~5分です。
その上、静岡地区には快速がありません(笑)。前回記事で触れた通り、快速があるのとないのでは所要時間や精神的な疲労が全然違ってきました。
一駅区間が約5分もある区間で、42駅をすべて各駅停車で行くのは、地獄。
静岡県が18キッパーの間で”鬼門”と呼ばれる所以です。
因みに、Yahoo!の乗り換え検索で調べてみたところ、「熱海―新所原」間は最低でも3時間かかるとのことでした。
(参考サイト:Yahoo!JAPAN乗換案内)
5.やっと名古屋に入ったかと思うと、ご褒美タイムがスタート
名古屋周辺に近づくと、突然ご褒美タイムが始まります!!
ご褒美区間は、豊橋駅から岐阜県大垣駅まで続きます。
ご褒美とは何ぞやと言いますと、「特別快速」や「新快速」のこと。
やっと快速に乗れます、それどころか「特別」「新」というおまけつきです。下がそれぞれの停車駅です。
スマホでは小さくて見づらですが、新快速・特別快速ともにかなりの駅をすっ飛ばしていることが分かります。
特別快速・新快速はそれほど所要時間に差がなく、どちらも豊橋から大垣まで116,6kmを、約90分で結びます。
18切符の旅も非常にスムーズに進みますね。
またこの区間では普通から特別快速まで全車種で、ロングシートではなくクロスシートが採用されていて、景色を眺めながらゆったりとできます。
これは有難いですね。
ロングシートとは通勤電車によく使われる座席配置で、クロスシートは特急など採用される座席配置である、といえばイメージしやすいでしょうか。
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(6.大垣のホテルで一泊)
東京都八王子から岐阜県大垣まで移動してどっぷり疲れがたまりました。ということで、大垣のホテルで一泊。
因みに、ホテルは前回記事『【青春18きっぷ】宿・ホテルを選ぶための重要なポイントとは?』で触れたホテルと同じで、「ホテルグッディ大垣」というホテルでした。
口コミにも一部あった通り、宿泊費が安いということで18キッパーにも人気のお宿です。
2,3週間前に予約すれば、平日なら4000円以下で朝食付きのプランが選べます。
私は18切符で旅行するときは宿・ホテルを事前にしっかりと調べますが、ご飯がついてこの値段はなかなかありません。非常にコスパがいいです。
鉄道旅では宿の予約が必須になりますが、じゃらんとリクルートカードを一緒に使うとポイント還元率3.2%になるなどとってもお得です。
2018-02-21現在、会員登録をすると3000ポイントが自動的に付与されるなどお得なキャンペーンをやっているようです。
朝食をしっかり食べて出発すれば、乗り継ぎなどの関係で上手く昼飯が食べれなかったとしても、昼過ぎまでは耐えれます。
6.大垣から米原まで各停で移動
2日目の朝です。
大垣から米原までは40分弱で移動できます。
豊橋から米原まで直通で行く電車もありますが、基本は豊橋から乗ったら終点は大垣。次のポイントである米原にいくには乗り換えが必要です。
米原からはJR西日本の管轄になります。
7.米原から大阪までは新快速で1本
長い旅路もやっとこの電車に乗れば終わります。そう、新快速です。
先ほど紹介したJR東海の「新快速」と同じ名前ですが、米原から乗れる「新快速」はJR西日本管轄。
著作権の都合で停車駅は貼れませんが、新快速は米原―大阪間110,5kmを約85分で結んでいます。
特に早いのが京都―大阪間で、42,8kmを29分で結びます。これは有料特急の所要時間とほとんど同じです(笑)。
さすがです、JR西日本。
最後に
今回は18きっぷの王道である東海道線に沿って、「東京―大阪」間を移動しました。
一番つらいのは静岡ですが、この区間に打ち勝つことができればゴールは近いです。
そして大阪から西に広島方面にいく方は、これからも旅路が続きます。
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