【中央本線ルート】東京大阪間で実際に青春18きっぷを使ってみた

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下灘駅

 

こんにちは、青春18きっぷ大好きなキングブログスライムです!

 

青春18きっぷで移動する王道の区間と言えば、東京―大阪間ではないでしょうか?

この区間の場合は旅行を楽しむというよりも、なるべく安く移動するための区間だという印象です。

 

東京大阪間といえば、「東海道本線ルート(体験記に飛びます)」のイメージしかない人がいますが、実はもう一つ裏ルートがあります。

 

そのルートとは、「中央本線ルート」です。

 

なお、よほどのことがない限り、普通は「東海道本線ルート」を利用します。こちらのルートの方が早いし便利だからです。

普通は(というよりほぼ100%)東海道線ルートで行くので、ネットの体験記を見ても「中央本線で行ったよ!」という記事が見当たりません。

記事がないなら自分が書いてみればいいということで(?)、今回は中央本線ルートで行ってみました。

あえて中央本線!

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中央本線と東海道本線の比較

 

中央本線と東海道本線

 

上の図は、中央本線と東海道本線の一部を書き出したものです。

 

中央本線:東京から高尾や甲府、塩尻、中津川を経由して最終的に名古屋まで続いているルート(黄色緑色)。

 

東海道線:東京から神戸まで続いているルート(赤色)。詳細は前回解説しています。

 

 

所要時間

どちらの路線も利用したことがある私の結論としては、移動を目的としているなら、東海道線を使うべきだということ。

どれだけスマートに移動しても、中央本線ルートは時間と手間がかかります!(笑)

 

例えば、平日の朝9時に大阪駅を出発して東京駅に向かうとしましょう。

 

中央本線ルート:最低でも12時間はかかる

東海道本線ルート:9時間~9時間30分かかる

 

時間帯や曜日、方面によって若干違いは出ますが、平均して中央本線ルートの方が3時間ほど遅いです。

 

 

中央本線ルートの優れたところ

 

東京大阪間の移動において、中央本線ルートは所要時間から利便性まで、何から何まで東海道線ルートに勝てていません。

では、中央本線ルートの優っている点は何かというと、「物珍しさ」です。

 

「、、、。」と思われる方もいると思いますが、そんな方は迷わず東海道線を使いましょう。

 

中央本線ルートは、電車から眺める景色が好きな方や、「東海道本線ルートは何回も使っていて飽きた!」という玄人向けです。

 

 

次は実際の体験を書きます。

今回は12時30分に新大阪駅を出発し、目的地の八王子駅に着いたのは22時20分。

 

所要時間は約9時間50分。って意外と早かったです。

後で詳しく調べて分かりましたが、この時間だけ他の時間帯よりも謎に1時間早く着くことができました。

乗り継ぎが上手くいったみたいです。

 

因みに大阪を出たのは真昼間ですが、これが終電です(笑)。

もしこの電車を逃してしまった場合、東京方面に帰るには東海道本線ルートもしくは新幹線を使うことになります。

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中央本線ルートを実際に乗ってみた

 

1.新大阪駅(12:30)⇒名古屋(15:13)

このルートは前回のルートの逆です。新大阪―名古屋区間は東海道本線なので、電車も本数が多く乗り継ぎが楽です。

新大阪から「新快速」に乗って米原まで出て、米原で乗り換えて大垣まで行きます。大垣からは「新快速」か「特別快速」のどちらかに乗り換えて名古屋まで向かいます。

 

『大阪→米原→大垣→名古屋』の順です。直通運転などがされる場合がありますが、ほとんどはこの順で大丈夫です。

 

途中通った岐阜駅高架からの写真です。岐阜駅周辺は再開発が終わったのか、駅周辺がきれいでした。タワーマンションや高層ビルがあって、割と近代化してるなあと感じました(※失礼)。

上の写真は私が撮ったもので、下はWikipediaからお借りしました。

 

岐阜駅高架からの写真

岐阜駅圧縮済み

 

2.名古屋からは中央本線に乗り換えて、中津川駅を目指す

中央本線は名古屋スタートなので、新快速や特別快速に乗っていても名古屋で降り、中央本線の各駅停車に乗り換えなければなりません。

そのときの私の心情が下の通りです。

 

せっかく特快に乗っているのに、鈍行に乗り換えなければならないとは、、、

あと乗り換えめんどくさい、、、

 

しかしここで我慢して乗り換えなれば、中央本線ルートに行けません。我慢、我慢です、、、

 

実際、乗り換えない方が早く東京に着くので、乗り換えないのが大正解です(笑)。

でも、今回は中央本線ルートで変えるという趣旨の記事を書かなければいけません。

 

名古屋に到着したのは15:13。

ここからは本格的に中央本線の旅が始まるわけですが、詳細な説明の前に、主な経由駅の概要を書いておきます。

『名古屋→中津川→塩尻→大月→東京』が通過する主要駅となります。

 

中央本線のホームに移動し、15:24に名古屋駅発の快速中津川行に乗ると、約1時間20分後の16:39に終点の中津川駅に到着します。

後で調べてみたところ、中津川駅は岐阜県にあるそうで、愛知県か長野県だろうと思っていたので意外でした。

 

中央本線を通る普通列車は中津川で必ず乗り換えをするので、中津川駅は中央本線ルートのポイントの一つになります。

食料が不安になる方がいるかと思いますが、中津川駅は駅前にコンビニがありますので、わざわざ名古屋で買いだめしておかなくても大丈夫です。(2016年8月27日現在)

 

JR中津川駅前中津川駅前

 

 

3.中津川駅から塩尻駅まで移動

ここのルートがミソです。乗換が非常に重要になってきます。

平日の昼間から夕方にかけては目的地の「塩尻駅」を通過する電車が2時間に1本しかありませんでした。トイレに行っていた、買い物していたなどの理由で乗り換えに失敗したら、2時間待ちぼうけになります。

既に夕方の場合は帰れないでしょう。ホテルの準備をした方がよさそうです(笑)。

(参考サイト:中津川駅時刻表―Yahoo!JAPAN路線情報)

 

しかし、田舎の駅は電車の本数が少ないという欠点もありますが、一方で利点もあります。

雄大な景色が楽しめるということです。画質はよくないですがご容赦くださいm(__)m

 

中央本線ルート景色①

中央本線ルート景色②

中央本線ルート景色③

 

最後の写真は電車の窓ガラスが反射してうまく撮れませんでしたが、大体の感じは分かっていただけると思います。

 

中央本線は元々、山を切り開いてつくられた路線なので、勾配や急カーブが多い印象でした特に中津川から塩尻までの区間は、山に沿って線路が引かれている状態で、トンネルとカーブの繰り返しです。

また、この区間は単線と複線が混ざり合っていて、単線区間では反対列車や特急の待ち合わせがあり、所要時間が伸びてしまいます。

 

それでも「ガタンゴトン」と音を立てながら山の中を走っていく電車はいいものです。

最近の都市部の電車はロングレールを採用していて音が出ません。地方の電車の「ガタンゴトン」という音が何だか懐かしくなります。

 

今回乗ったのは、17:00発の普通松本行き。

中津川駅始発はほとんどの場合、松本行きだと思うので、途中の塩尻駅で乗り換えです。間違えて松本まで行ってしまうと、時間のロスになってしまいますので注意。

青春18きっぷの区間では珍しく、終点まで行かずに降ります。ここは要注意ですね。

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4.塩尻(18:53)⇒大月(21:25)

塩尻駅はJR東海とJR東日本の境界となる駅です。

中央本線は西側のJR東海管轄を「中央西線」といい、東側のJR東日本管轄を「中央東線」ということもあります。

 

塩尻駅ホーム

 

東京方面に行く場合は、「中央東線」のホームに向かってください。塩尻駅には「中央東線」やら「中央西線」のホームがあり、合計で6ホームあるので、乗り間違えをしないように注意してください。

「田舎の駅で目の前のホームに乗り換えればいいのか」と思いきや、ホームが6つあるので混乱しました(笑)。

 

中央本線と東海道本線

 

先ほど使った写真を再掲すると、中央本線の先にある尖った場所が塩尻駅です。名古屋から東京までのちょうど折り返しというところでしょうか。

この駅で降りずにまっすぐ北に進むと、長野県の松本駅にたどり着きます。右側の緑の中央東線を利用すれば、甲府・大月・東京にたどり着けるわけです。

 

塩尻駅着は18:50でした。乗り換え時間は3分しかなく、18:53発の普通大月行に乗りました。

あとはずんずんと大月方面まで進んでいきましょう。甲府までしか行かない電車も多いので、乗り換えて大月を目指しましょう。

この区間も延々と各駅停車ですが、我慢我慢です。

 

【2017-09-18追記】

カタワレドキ直後③

実は、途中に映画『君の名は。』のワンシーンとなった『立石公園』があります。最寄りは上諏訪駅。ここから見た諏訪湖は本当に絶景でした。

参考までに⇒『【君の名は。の聖地】『立石公園』から絶景の諏訪湖を一望してみた

【追記終わり】

 

私がこの区間を通ったのは既に日が沈んだ19時頃だったので、景色が何も見えませんでした(泣)。昼に通ると面白いかもしれませんが、詳細は分かりません。

景色の物珍しさを期待して使ってみた中央本線ルートでしたが、途中からは夜になり、全然景色が見れないという無意味な事態になりました(笑)。

 

 

5.大月からは見慣れたオレンジ色のやつが!!

 

大月駅到着は、塩尻駅を出てから約2時間30分後の21:25でした。大月駅ではあの見慣れたオレンジ色のやつが!!

そうです、大月駅からは東京の通勤圏でよく見るはずのあのオレンジ色のやつを発見できます。

 

大月駅

 

特に中央線を通勤通学で使っている身の人は、この車両を見てほっとするのではないでしょうか。「やっと帰ってきた~」と。

因みに、このオレンジ色の車両はE233系と呼ばれる東京ではおなじみの通勤電車です。

 

【2017-09-18追記】

再度昼間にこの区間を通ることがありました。その際、景色が綺麗だった区間を追記しておきます。

勝沼ぶどう郷駅~塩山(えんざん)駅の間で、高台になっている区間から甲府盆地右側を一望することができました。

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【追記終わり】

 

大月駅始発の東京方面は、ほとんどが高尾か東京まで行くので、各自乗り換えてください。私は八王子駅で降りてそそくさと家に帰ってすぐに寝ました。

時間がまだ若い場合は、高尾駅で中央特快に乗り換えることもできます。新宿駅や東京駅など都心方面に早く着きたいという方は、中央特快に乗り換えて下さい。

 

 

まとめ

 

今回は中央本線ルートについて書きましたが、経験して分かったこととして、やはり中央本線は移動に向いてないということです(笑)。

あとは、景色を楽しみたいならなるべく早く乗りましょうということ。東京や大阪を昼に出発していては、肝心の山岳地帯を通るときには夜になっていて、何も見えません。

都心部ならキレイな夜景でロマンチックになれるかもしれませんが、山の中ですので民家もなければ街灯もない。夜景なんて見れるわけがありません。真っ暗でした。

 

東海道本線ルートに飽きた方や、山の景色が好きだという方は一度試してみてはいかがでしょうか?

 

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