【就活】ニッポンの就活が茶番だと思う点を6つ挙げてみる

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こんにちは。キング・ブログ・スライムです。

 

最近ネットで就活についていろいろと見ていると、検索サジェストに「就活 くだらない」「就活 理不尽」「就活 茶番劇」といった候補が上がることがあります。

くだらない面接、なんで気温30度超えてるのにスーツ(準)強制着用、何度も同じことを書くガクチカ……

 

確かにその気持ち、分かります笑

 

ただ理想論で言えば、就活は本来、企業と学生がマッチングする人生イベントです。自分の目標を実現したい学生が行きたい企業を受け、優秀な学生が欲しい企業が優秀な学生をゲットする、単純です。

否定的に扱われることが多い”就活”ですが、本来は学生と社会をつなぐイベントであり、肯定的に捉えられるべきだと思います。

 

ですが、自称”就活のプロ”が学生に嘘を吹き込み、学生があんぽんたんのトンチンカンになったり、企業が暗号より複雑な選考プロセスを組むようになったり、学生も企業も本来の目的を失っていきます。

結果的に、学生は内定を取るだけの内定マスターになったり、企業は企業で複雑なプロセスは踏んだけど、口が達者ですがアホな学生しか取れなかったり‥‥

 

そして、企業も学生もニッポン式シュウカツに巻き込まれ、一緒になって踊り狂い始めるのです。

 

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そ~れヨイヨイ!!

今回は、これまでの就職活動の中で経験した、”茶番劇”や”おかしなこと”を紹介していこうと思います。

 

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茶番① 「御社が第一志望です!」

 

私が最大の茶番だと感じるのはこれ。オンシャガダイイチシボーデス問題。

集団面接に行くと、よくこんな光景に出くわします。

 

~とある集団面接にて~

人事の方
では弊社の志望度をお聞かせください。それではAさんからどうぞ

 

大学生A
ああああっ、ダイイチシボーデス!!
大学生B
(一瞬迷って)第一志望です!(ニコッ)
大学生C
(真顔で)本当に第一志望です
(ニコニコしながら)第一志望ではありません。

 

人事の方
ありがとうございます。(Cと最後以外ウソっぽい、、)

 

さて、この中で本当に第一志望の人は何人いるでしょうか?(笑)

 

「御社は第一志望です!」と高らかに宣言しないと落とされてしまう可能性が高いため、就活生の大半は思っていなくても「ダイイチシボーデス!」と言わざるを得ません。

そして就活生が嘘をつくことも人事部は分かっているはずなのに、「分かりました」としか言いません。一部の企業は深掘りしますが、それでも限界があります。

 

学生としては複数社の選考を受けるのが普通で、逆に2,3社しか受けていない人は本当に大丈夫なのか心配になります。

何社も受験する中で、その会社が第一志望である確率はそんなに高くありません。なのにみんな「ダイイチシボーデス!!」と宣言します。

 

どっちも嘘だと分かっているのに、どっちもその嘘には触れない。

ァーーーー茶番!

 

※因みに上の面接では、一人だけ「第一志望ではありません」とクソ正直に答えている就活生がいます。私です。なお、速攻で落ちました(笑)。

 

茶番② 給料、福利厚生、聞いたらアカン

 

就職活動中の説明会や面接では、今後の事業展望や仕事内容まで様々なコトを聞くことができますが、1つだけ聞いてはいけないタブーがあります。

 

それは、給料・福利厚生です。

 

~とある面接にて~

人事
最後に質問はありますか?
就活生
給料、ナンボ貰ってるんですか?土日は休めますか?
人事
えっと、、、、お答えできません(こいつやっぱり非常識やし落とそう)

 

就活においては「給料、福利厚生について聞く」=「非常識、やる気がない」と思われる傾向があり、面接の場でそんなことを聞いたら、よほど優秀でない限り落とされます(笑)。

 

じゃあ普通の就活生はどこで情報を仕入れるかというと、座談会やOB訪問で聞かなければいけません。もしくは、ネット上の口コミサイト(みん就など)で情報を集めることしかできません。

 

なぜこんなトンチンカンになるかというと、説明会や面接では、仕事内容や仕事へのやりがいを見る場だという認識があるからでしょう。

ですが、仕事は自己実現の場であるのと同様に、ご飯を食べていく手段でもあり、就活生が給与額や福利厚生、労働環境に興味を持つことはごく当然です。

 

企業について知ってもらうはずの場所で学生が一番聞きたいことが聞けず、その情報はネットなどで仕入れる、、、オカシイデスネ

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茶番③ 夏でもスーツ

 

面接場所 : 東京丸の内

日程 : 7月3日

天候 : 晴れ、最高気温35℃、最低気温26℃

セミ「ミーンミーン」

お天気お姉さん「熱中症には十分お気を付け下さい。こまめに水分を取るなど体調管理を徹底してください」

 

会社
【服装】 スーツを着用ください。
大学生
暑いぉーー!!!

 

面接はフォーマルな場ですが、それでもこんなくそ暑い真夏に「スーツを着用ください」はおかC。

最近はクールビズが浸透していて、夏場ならば商談などでもクールビズで行うところが増えたそうです。でも就活生はNO。

 

今年の就活の山は6月だったのでそれ程暑くありませんでしたが、内定が貰えずに7月まで就活が伸びた場合、最悪です。暑い。

 

因みにスーツはヨーロッパ起源ですが、肝心のヨーロッパの白人は、夏でもスーツ姿の日本人を見て腰を抜かすそうです。「どうして灼熱の時期にスーツを着るんだ」と。

それどころか、イタリア人なんて「夏は暑いから働く必要はない」と言って、海外に旅行に出かける始末。

こんな時期に背広とか本当にどうかしてます、オカシイヨニッポン!!

 

※因みに私は面接会場までスーツもネクタイも着用していません。

最寄り駅に着いたら、急いで背広とネクタイを着用して臨戦モードに入ります。そして面接が終わって会社を出て駅に着いたら、すぐに脱ぎます(笑)。

 

茶番④ 皆で合格しようというグループディスカッション

 

私は通算5度ほどグループディスカッションに参加していますが、たまにこんな人がいます。

 

ある就活生
みんなで受かろう!!

 

確かに「全員で合格しよう」という心構えはいいのですが、グループディスカッションもあくまで選考です。誰かが合格するということは、誰かが落ちるということ。

他人の犠牲があって初めて自分の合格があるのです。

 

他人を蹴落とそうとする必要は全くありませんが、他人の犠牲に目をつむる姿勢は頂けません。動物や植物の尊い命を頂くことで自分の命があるのと同様、他の就活生の命を頂くことで自分の合格があるのです。

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茶番⑤ 選考か分からない「グループワーク」

 

経団連が指定する面接解禁日6月までは、選考なのかどうか分からない自称「グループワーク」が開催されることがあります。

 

一部の企業では、6月面接解禁の体裁を守るために、選考には関係ないと伝えたうえで、「あなたをもっと知るグループワーク」を開催します。

怪しさプンプンですが、実際その通りで、本当は選考でした。

選考に関係ないと言われても、気を抜いてはいけないといういい教訓ですね。

 

少し前の記事で書いたので、これ以上は書きませんが、気になる人は参照してみて下さい。

関連>>>【就活】『選考には関係ありません(大嘘)』にご注意を

 

茶番⑥ 全く祈ってない「お祈りメール」

 

就活をやっていると、嫌というほど手に入れることができる通称”お祈りメール”。

企業は全力で「益々のご活躍をお祈り」しているはずなのに、逆に相手の神経を逆なでできるという、最強のお言葉です。

 

メール

キング・ブログ・スライム様

この度は当社の選考にご応募いただきありがとうございました。

キング・ブログ・スライムさんの選考につきまして社内で慎重に検討しましたが
誠に残念ながら貴意に添えない結果となりました。
何卒ご理解くださいますようお願い致します。

たくさんの会社の中から当社にご興味をお持ちいただき
選考にご参加いただきましたこと心より御礼申し上げます。

末筆になりますが、キング・ブログ・スライムさんの今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

××株式会社 採用チーム

 

と丁寧な文体でお断りをお伝えしているのですが、直接的に書けばこんな感じになります。

 

メール

キング・ブログ・スライム様

あなたは”無能”なので、次の面接には来ないでください。要らないです。

××株式会社 採用チーム

 

率直に言えば、「あなたは無能です。いらないです。」ということ。そんなメールが数十通もきたら、自信を失って就活うつになってもおかしくありません。

 

というよりも、企業がどんな表現をしようが、学生にとって「不合格」は「不合格」です。

ウ〇コはウ〇コなのです。茶封筒に直接こいて送付しようが(水分で破れるかもしれない)、ビニールに包んで熨斗を巻いて保冷剤漬けでゆうパックで丁重に送ろうが、ウ〇コはウ〇コ。

関連>>>【2017年最新版】私が貰った『お祈りメール』コレクションです

 

まとめ

 

就活は本来、大学生が将来のことを考えて働きたい企業を探し、企業は自社に合う優秀な社員を見つける場です。

ですが、就活生も企業も知らないうちに踊らされ、茶番劇を演じているのも認めざるを得ません。

 

しかし、就活に茶番劇があるからと言って、就活をやらなくてよいということでもありません。

よくいる無責任なネットビジネスのプロ()なら、「就活なんてクソだから、やめて起業しよう!まず50万ください!」です。

 

自分の将来を決めるためには、嫌であっても踊らなければいけないシーンもあります。上手く茶番を演じきった就活生こそが、良い未来を掴めるのではないでしょうか?

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