【飛騨高山】雄大な洞窟が楽しめる!飛騨大鍾乳洞に行ってみた
天井高くから伸びてくる鍾乳洞です
こんにちは、キング・ブログ・スライムです。
少し前まで岐阜県の高山を観光していました。
交通手段は電車。夏の8月ということで青春18きっぷを利用して富山から岐阜駅まで岐阜県を縦断しています。
高山といえば、高山祭やその関連行事が2016年12月にユネスコ無形文化遺産に選ばれ、最近ホットな観光地となっています。
私が観光に行った8月下旬も、日本人観光客だけでなく、ヨーロッパ系や中国系の観光客が多くいました。
確かに高山の祭りや、さんまち通りなどの古い町並みの素敵ですが、高山周辺で面白いのは何もそこだけではありません。
今回は高山駅からバスで1時間ほどの場所にある、飛騨大鍾乳洞に行ってきたので、そのレビューをしてみます。
今回のポイントを要約!
・駅⇒鍾乳洞口(バス停)の区間は有料バスで、そこから飛騨大鍾乳洞までは無料送迎バスに乗れます
・夏冬問わず気温は低い(10℃程度)ので、夏は羽織るものが欲しいです
・足元が悪い所があるので、普通の靴がベスト
・急いで回って40分、ゆっくり回って約1時間ほど
・観光地化されているので、物足りないと感じる人がいるかも
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高山駅から有料バス。途中から無料送迎バス
(photo by hans-johnson)
飛騨大鍾乳洞行きのバスは、高山駅近くにある「濃飛バスセンター」から出ています。
先ほども紹介した通り、基本的にバスは1時間に1本。
事前に発車時間を調べておきましょう。
また、濃飛バスと鍾乳洞の入場券(1100円)のセットもバス停そばで販売しているのでお得です。
料金:大人 2,510円 / 中人(中学生) 2,000円 / 小人(小学生) 1,310円
⇒「参考サイト:お得な乗車券―濃飛バス」
高山駅から乗って途中の「鍾乳洞口」で降りると、バス停近くに電話機があるので、そこから鍾乳洞の管理会社に電話をして送迎バスを呼びます。
何だかアナログで面白かったです(笑)
なお、駐車場もあるので自家用車でお越しの方も問題ありません。
飛騨大鍾乳洞に到着!
全国の鍾乳洞をマッピングしたもの
鍾乳洞口からセンターまでは、送迎バスで約3,4分です。
私のようにバス乗車券とのセットを購入した人は、引換券を渡してチケットをもらいます。
一方、入場券を単体で購入する場合は、受付でお金を支払います。
入場券(当日限り有効です)
入場すると、すぐに展示場(大橋コレクション展)があります。
展示場では、この飛騨大鍾乳洞を発見した大橋外吉さんが集めた世界各地の美術品、工芸品、装飾品が展示されています。
私は鍾乳洞が見たかったのでスルーしましたが(笑)、送迎バスで乗り合わせた女性の方に聞いてみると、見ごたえがある面白い展示が多かったそうです。
見ておけばよかったと、少し損をした気分になりました(笑)
因みに2007年に金塊が強奪される事件がありましたが、その事件が起きたのがここです。
その後金塊が発見され、今は解けた金塊が実際に展示されています。
自分たちの失敗(=盗難されて溶かされた金塊)を堂々と展示しているのも、何というか滑稽でした(笑)
※金塊の撮影は禁止です。
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鍾乳洞に入ってみた
鍾乳洞の入口から既に並々ならぬ冷気が噴き出していて、涼しいというよりも普通に寒かったです(笑)
持参していたカーディガンを羽織りましたが、下は半ズボン+サンダルだったので、10℃の冷風が足にしみます。
Googleのレビューにも似た意見がたくさんありましたが、鍾乳洞内の気温や危険性を考えると、サンダルやヒールなど露出が多い靴はやめた方が良いでしょう。
まずはお勉強。
飛騨大鍾乳洞の成り立ちについて簡単に解説していました。
予習に使ってください。
足元が青色のLEDライトでライトアップされています。
幻想的できれいだという意見と、鍾乳洞らしくないという意見で分かれているようですが、真偽はご自身の目で確かめて下さい(笑)
外は30度越えの真夏ですが、鍾乳洞内の気温は何と…
洞内はとっっても寒いです。
少し見づらいですが、温度計は12℃を指しています。
夏ということで半パンできてしまった私。小刻みに足を動かしながら、常にコサックダンスを続けます(笑)
その名も「ストロー鍾乳石」
小さなストロー状の鍾乳石がたくさんできています。
順路の途中には、何と酒蔵がありました
春夏秋冬を問わず気温・湿度が一定なので、お酒の保存にはちょうど良いのでしょう。
貯蔵されているお酒は、鍾乳洞の外にある売店で買うこともできます。
さらに進むと、雰囲気がガラッと変わります。
あっち系でしょうか?(笑)(笑)
一瞬よからぬ世界に迷い込んだかと思いましたが、いや、そうではありません。ネオン街ではありません。
ここは飛騨の大鍾乳洞です。
後半に差し掛かってくると、次第に通路が急になってきます。階段も増えて足腰の弱い高齢者の方には少し辛いかもしれません。
しかし、それと同時に、天井が高いザ・洞窟が現れるようになります。
雄大な洞窟内の様子です
私の横にいた高齢の夫婦も「辛い」と言っていましたが、同時に「キレイだし、いい運動になる(笑)」とプラス思考にとらえていました(笑)
※途中に出口が何カ所かあるので、辛ければそこから出ることができます。
コースの最後には、急な斜面や階段が増えてきます。
それを全て登りきると頂上となります。
しかし、頂上についても終わりではありません。
頂上とスタート地点は別のところにあるので、歩いて戻る必要があります。
スタート地点に戻る通路
戻る途中で撮影した山肌
山頂から山麓に戻るまでに2,3カ所売店があり、お酒やパワーストーンなどのお土産が売られているので、お土産が欲しい人はそこで買うといいでしょう。
ポイント
私自身が行ってみて感じた感想と、Googleのレビューを総合してチェックポイントをまとめてみます。
・バスは途中まで有料バス
上で説明した通り、高山駅から鍾乳洞口(最寄りのバス停)までは有料バスで、鍾乳洞口からセンターまでは無料送迎バスです。
・涼しいというより、寒い
洞窟内の気温は年中一定で、大体10℃前後。
冬場は同じ服装で問題ないですが、夏場は普通に寒いので、一枚羽織るものがあった方が良いでしょう。
・靴がベスト
夏だということで今回はサンダルでいきましたが、場内は水で滑りやすく、またかなり急な階段があるので、サンダルやヒールなど歩きにくい履き物は安全面から止めたほうがいいでしょう。
スニーカーなどの歩きやすい靴がベストです。
・一周は約1時間
私は解説を見ながら比較的のんびりと回りましたが、1周するのに約50分ほどかかりました。
鍾乳洞の内部だけでなく出口から入り口まで距離が結構あり、戻ってくるのに10分必要なので、その時間も考慮してください。
なお施設の説明では、1周するのに最も早くて30~40分必要だとのことでした。
・途中に出口がある
途中で疲れた時や体調が悪くなったときのために、洞窟の途中に何ヵ所か出口があります。
高齢の方や小さな子供など、全て登り切れなさそうだからといって心配する必要はありません。
洞窟内には、大きな滝が音を立てて流れていたり、岩が割れた巨大な裂け目が真上に広がっていたり、冷たい水が天井から滴ってきたり、洞窟や鍾乳洞の中でしか体験できない光景が広がっています。
なかなかいい体験になりました!
飛騨高山に観光に行く際は、高山の古い町並み(さんまち通りなど)がメインだという方が多いですが、こちらの飛騨大鍾乳洞も面白いですよ。
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