【紅葉の秋】深い渓谷が絶景!『龍王峡』に行ってきました
谷底との落差が大きく、雄大な山岳を楽しめるのが良いところ
こんにちは。キング・ブログ・スライムです。
数日前まで栃木県にある鬼怒川温泉に観光しに行っていました。
旅程は2泊3日の予定で、前日には「東武ワールドスクウェア」「楯岩展望台(夜景)」に行きました。
その中で最も楽しみだったのが龍王峡の紅葉。
上の写真であるように、龍王峡は高低差がある雄大な谷と川が織りなす渓谷が魅力。
今回は紅葉の時期に行きましたが、雪が積もった冬や山々に桜が咲いている春、緑が青々している新緑の夏、いついっても楽しめそうでした。
実際に行ってみて感じたレポートをしていこうと思います。
今回の記事を要約!
★龍王峡には鬼怒川温泉駅から電車で行くことができます(片道15分&340円)
★紅葉シーズンは10月下旬~11月上旬(東京都心よりも2週間ほど早い)
★所要時間は一番短いコースで1時間ちょっと。遠くまで行くと半日かかります。
★水と食べ物は駅近くの売店で買うのがおすすめ(買えるところがほとんどない) ⇦重要です
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龍王峡の基本情報
・龍王峡の場所
・周辺マップ
詳細はプリント用ハイキングマップ⇒「龍王峡おすすめスポット」
・龍王峡は大きく三つのエリアがある
⇒鬼怒川温泉から川治温泉方向に白龍峡、青龍峡、紫龍峡の3つのエリアがあります。
白龍峡:白色の流紋岩が堆積してできた
青龍峡:火山灰が堆積してできた
紫龍峡:紫色の安山岩が堆積してできた
・紅葉シーズン
紅葉シーズンは10月下旬~11月上旬です。東京などの都市部より2週間ほど早いです。
・鉄道は追加料金(190円)がいる
新藤原駅からは野岩鉄道になるので、龍王峡駅までたった1駅だけですが追加料金190円が必要です。
・所要時間
白龍峡(虹見橋~むささび橋)の間だけであれば、少し早めに回って1時間ちょっと、ゆっくり回って1時間半程度です。
一番遠いエリアである紫龍峡まで行くと、早くても3時間、ゆっくり回ると4,5時間必要です。
最寄り駅は龍王峡駅
龍王峡駅は地下にあります。会津鉄道のローカル感もいいですね。
駅地上部の様子です。
典型的な地方ローカル駅という感じで、ああ旅行に来たなあと実感(笑)
紅葉が映える秋だということで、電車と紅葉したカエデを一緒に撮影してみました。
駅前には、お土産屋や食事ができる売店があるので、必要なものがある人はここで購入するといいでしょう。
ここ以外で水や食べ物を購入できるのは、むささび橋を過ぎたところにある小さな売店しかありません。
なお龍王峡は高低差が激しく、結構運動量が多くなります。秋冬で気温が低い時期であっても、事前にお茶やお水を買っておくことをオススメします。
因みに私は途中でのどが渇いて困りました笑(途中に小さいお茶屋が1店舗あるだけです)
いざ龍王峡へ!
駅を出て売店のある通りを進むと、「龍王峡見学コース入口」と小さく書かれた案内があります。この鳥居をくぐって進んでいくと、龍王峡のスタート地点です。
ジグザグと道幅1mほどの山道を下っていきます。これが結構長く、200段ぐらいあります。
平日の朝でしたが、紅葉シーズンだけあって人が多かったです。ただし、多いのは始めの方だけで、少し奥まで行くと一気に人が減ります。
3分ほど歩くと、龍王峡最初の名所「虹見の滝」が現れます。
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白龍峡
写真では伝わり辛いですが、滝壺から高低差があって迫力があります。角度を変えると、名前にもある通り虹を見ることができます。
因みにこちらは虹見橋から見た虹見の滝の様子です。右上にある小さな休憩所と比べると滝の大きさが分かると思います。
滝から1分歩けば絶景ポイント「虹見橋」ですが、その手前に川底まで降りれる通路があったので、降りてみました。
正規のルートで川底まで降りれるのは、私が知る限りはここぐらいですので、余裕があれば一度降りて見ることをおすすめします。
上の写真は鬼怒川底からの様子です。少し先には虹見橋が見えますね。紅葉と鉄橋がマッチして風情があります。
鉄骨のアーチが美しいですね。
橋と水面との距離感が写真では伝わりにくいですが、実は、水面からかなり高いところにあります。
上二つの写真は橋の上から撮影した写真です。柵が少し低いので、身長が高い人は柵にもたれると少し怖いです(笑)
橋を渡るとすぐに険しい階段が現れます。上の写真はその坂を上って少し進んだところの様子です。
順路から撮影した鬼怒川の様子です。
体調が悪くなって動けなくなったりした時のために救援ポイントがありました。定期的にセットされています。
順路から少し外れると、見晴らしの良い場所がチラホラとあります。切り立った川壁と谷底からの高さは、まさに圧巻、これこそまさに龍王峡です。
なお、上の写真の私の足元にある岩の先は、完全な崖です(笑)。
※滑りやすい岩もあるので、足元には十分に気を付けて下さい。
更に数分ほど歩くと次の「むささび橋」に着くのですが、その直前に川底に降りれる場所があったので、降りてみました。
※急な斜面もあるので、体力に自信がない方や怪我をしている方は降りないことをおすすめします。
奥に小さく見えるつり橋が「むささび橋」です。白龍峡だけあって白っぽい石(流紋岩)の岩肌を見ることができます。
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青龍峡
周辺マップ(再掲)
白龍峡と青龍峡の境目となるのは、むささび橋です。青龍峡に入ると、火山灰が堆積してできた凝灰石(緑色)の比率が増え、全体的に緑っぽい色になります。
ムササビ橋の様子です。見ての通り吊り橋なので、強い風が吹いたり通行者が増えると結構揺れます。
高所恐怖症の人はちょっと怖いかもしれません。
むささび橋とその橋上から撮影した写真です。
川岸が直角になっている上に高さがあって、雄大な景色を楽しむことができます。
下の写真の左真ん中あたりに絶壁の岩が見えますよね。覚えておいてください。
むささび橋の横にある川を渡って少しロッククライミングをすると、さっき説明した岩に行くことができます。
写真では伝わり辛いですが、目の前は深い谷底です
めちゃくちゃ深いです。もちろん私が今立っている足先から30cm先は谷底です。
※安全には十分注意してください。
むささび橋を渡りきると、売店があります。
売店前で道が二手に分かれており、順路通り進めば青龍峡、もう一方を進めば龍王峡の探索路に続きます。
今回はまず青龍峡を進んでみます。
山がちだった白龍峡とうってかわって、順路は平坦になりました。
上の視覚ギザギザした岩石は「大谷緑色凝灰岩」で、色は緑色に近いです。
この辺りの岩石の主成分となっており、青龍峡の”青色”を出しているのはこの岩石です。
所々に絶壁がある白龍峡と違い、青龍峡では少し川岸から遠くなって、少し物足りなくなりました。
時間に余裕がない人は、白龍峡だけ楽しんで探求路を経由して戻るのもありでしょう。
かめ穴と呼ばれる半径1メートルほどの穴が沢山見られます。
山道に見える紅葉が秋を感じさせます。
紫龍峡
かめ穴あたりを過ぎると、紫龍峡に入ります。
少しずつ通行路が細くなってきました。
※因みに、右側に見える岩の壁には、越冬をするためなのか、てんとう虫がやたらと集まっていました(笑)
虫達の冬支度も進んでいるようです。
紅葉した奥に見える山々が背景になり、鬼怒川ととてもマッチしています。
青龍峡と白龍峡では足がすくむほど深かった鬼怒川も、紫龍峡を進むにつれ、次第に近くなってきました。
チェックポイントとなります。
近くにバス停があるので、戻りたい人はここから帰ることができます。
ダム放水のサイレンです。水量調整のためにダムから放水される時は、このサイレンが鳴り響きます。サイレンが鳴ったら川には絶対に近づかないようにしてください。
上流に進むにつれて、山道と川底の距離が近づいてきました。さっきまで怖いぐらい遠かった谷底はすぐ目の前です。
上の画像は、「かめ穴」の少し先にある川の蛇行した部分であ白岩半島です。
もう少し先に行くと、Googleマップにも載っている「川治第二発電所」がありますが、今回は時間の都合上でストップします。
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売店まで戻って龍王峡自然研究路を進んでみる
マップ(再掲)
虹見橋とむささび橋の間に通路が2つあるのが見て取れると思います。私が先ほど回ってきたのが左側で、龍王峡自然探求路は右側です。
自然探求路の方は、谷底が見える機会が少なく、山歩きや紅葉を楽しむことがメインです。
今回は青龍峡から龍王峡駅に戻る際、同じルートを使っても面白くないので、帰りは違うルートを使ってみることにしました。
スタート付近には売店があります。
水芭蕉の群生地がありました。
時々見える谷底もいいですね。
龍王峡はかなりおすすめ!
これまで全国各地の観光地を見てきましたが、龍王峡はかなりおすすめだと思いました。
まずは龍王峡というネーミングに相応しく谷がとても深く、雄大な渓谷に圧倒されます。
特に私が行った紅葉がきれいな秋に行くと、涼しい秋風と共に、美しい紅葉も楽しめるのでダブルでお得です。
下には私が行ってきた鬼怒川温泉の観光地をまとめているので見てみて下さい。
≪鬼怒川周辺にある他の観光地です≫
自然が楽しめる観光地
⇒『おさるの山(鬼怒川ロープウェイ)に歩いて登山できなかった件』『深い渓谷が絶景の龍王峡』『日光花いちもんめ』
その他の観光地
⇒『楯岩展望台の夜景がオススメ』『2時間でプチ世界旅行ができる東武ワールドスクウェア』『鬼怒楯岩大吊橋&古釜の滝&末広池に行ってきた』
以上です!
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