今は無きモンスタースラムの跡地『九龍寨城公園』に行ってみた
こんにちは。キング・ブログ・スライムです。
九龍城砦(Kowloon Walled City)というモンスタースラムと呼ばれた香港の街を知っていますか?
photo by 九龍城砦 – Wikipedia
上の写真が在りし日の九龍城砦です。
どこかのゲーム内ででてきそうですよね。
概略をざっと説明します。
九龍城周辺はイギリスの香港統治時代から中国政府との間でどちらの国の主権にも属さない地域となっていました。
大陸から逃れてきた難民が流れ込み、増築を繰り返して上のような状態になり、内部は迷路のように複雑であるため、一度中に入ると二度と出てこれないと言われるほどに。
また、主権が及ばないことから無法地帯となり、コピー製品や麻薬の密売がはびこり、外見的にも内面的にも危険だとして中国政府から危険視されていました。
香港が中国に返還された後、1993年から1994年にかけて取り壊されることとなりました。
上の城砦を見てみたかったのですが、今はもうありません。
現在は当時を再現したジオラマが付いた公園(Kowloon Walled City Park)となっており、今回はそこに行ってみました。
ポイントまとめ
◆九龍城とは、ダンジョンシティ・九龍城壁があった街で、取り壊された現在は公園(九龍寨城公園)になっています。
◆メトロは通っていませんが、尖沙咀などからはバスが出ています。
◆周辺には美味しいレストランが集まっています。地元の広東料理はもちろんのこと、移り住んできたタイ人が開いたタイ料理屋も多いです。
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アクセスなど
近くにLok Fu Station(樂富駅)がありますが、片道20分ほどかかりますので、歩いて往復するのはオススメしません。
都心である尖沙咀周辺から運行されているバスに乗るのがオススメです。複数路線(1、1A、9、5、5Cなど)通っているので、最も近い時間の便に乗ってください。
九龍城に到着!
バスに揺られること約20分でようやく到着しました。
九龍城周辺はいたって普通の香港の街という感じです。
バス停から公園までは歩いて5分ほどの距離があります。
途中にある町(九龍城)には、美味しいレストランが集まっています。地元の広東料理はもちろんのこと、移り住んできたタイ人がタイ料理屋を営んでいます。
地元の香港人はご飯を食べに来る人も多いそうで、実際、お客さんで混んでいるレストランが多かったです。
公園内は整備された公園で、バスケなどのスポーツをしている地元の学生やサイクリングロードで自転車をこいでいる子供たちで賑わっていました。
香港らしいのはやっぱり公園の近くにも高層マンションがあったこと。
こちらのマンションは外観がきれいだったので、結構最近できたのでしょう。
公園の場所を指している案内板があるので、それに従って歩いてください。
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九龍寨城公園の様子
入口の様子です。あのダンジョンのカオスさは全く感じられず、小ぎれいに整備された公園という印象を受けました。
当時のジオラマと城内の見取り図が作られています。
見取り図は細かすぎて何があるんだか分かりませんが(笑)、城内には市場はもちろんのこと、床屋やレストランなど生活に必要なすべての施設が揃っていたそうです。
斉城回億ということで、当時の様子を映像で映し出すスクリーンなどがある無料の展示場がありました。
回億するならそのまま残しておいてくれればよかったのに…などと思いつつ、大人の事情でできないことを察して展示スペースに進みます。
4カ所ほどプロジェクターつきの個室があり、当時の民家の様子が映像を使って再現されています。
プロジェクターから映された当時(80年代)の様子です。
スラムというよりも廃墟では、、、?と思ってしまう城内のボロボロさとカオスさ。でも行ってみたいなと思うのは私だけでしょうか??
外から見ると廃墟であっても、当時の人が生き生きと生活していた様子も窺うことができます。
床屋を営んだり、肉をさばいて城内の人に販売したり、小さな子供をお風呂に入れたり…
展示スペースの近くには、整備された庭園もあるので、時間があれば回ってみるといいでしょう。
近くのレストランでお食事
私は九龍城のレストラン街にあった点心専門店で軽食を食べました。
中国の料理だけでなくタイ料理も多いので、色々さがしてみると楽しいですよ!
香港にはモンスタービルもあります(笑)
下の記事はレポートです。
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